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【海外発!Breaking News】「病気の養子を介護するヒロイン」 市長までも欺いた女 児童虐待の罪で逮捕(露)

TechinsightJapan / 2017年11月16日 20時30分

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健康な3歳の孤児を引き取り、里親として養育をすること8年。母親となった40代の女は、子供にほとんど食事を与えずに衰弱させ、州政府から疾病手当を受け取っていた。里親になったのは“金”のためだけだったのか…。ロシアに住む女のとんでもない話題を『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

ロシア東部マガダンに住むリューボフ・コロツコバ(Lyubov Korotkova)は8年前、当時3歳だった孤児バレリー君の里親になった。バレリー君を学校に行かせずホームスクーリングで育てたリューボフは、外に出る機会がほとんどなかったことをいいことに、小さな身体の里子に食事をほとんど与えなかった。

こうして骨と皮ばかりとなったバレリー君を、リューボフは病院に連れていった。しかし彼女の目的は治療ではなく、彼を“障がいのある子”として登録することだった。「あの子は珍しい胃の病気にかかっている。体重も増えず身長も伸びない」と医師をも騙し、薬を処方してもらったリューボフはその後、州当局に出向いてバレリー君を障がい児として正式に認定することに成功した。

バレリー君はリューボフから少量のお粥や魚などを与えられてはいたものの、食後に薬を飲まされ朦朧とさせられるなどの虐待を繰り返し受けていたものとみられ、11歳にして体重13キロ、身長104cmと5歳児の平均を下回るほどだった。

しかし夫にさえ真実を語らず、ひたすら悲劇の母を演じ続けたリューボフは、これまでに疾病手当や支援金として州政府から2万ポンド(約303万円)を受け取っていた。またチャリティ団体からの支援金も手にし、そのお金でせっせと贅沢品を購入していた。

衰弱していくバレリー君を不審に思った州当局が虐待事件として捜査を開始し、バレリー君が保護下に置かれたのは今年の5月であったが、リューボフは“病気の子の里親として必死に介護するヒロイン”として市の当局者から絶大な信頼を得ており、市長自らが「彼女がそんなことをするはずがない。子供は里親に戻すべき」と訴えるなど捜査は混乱を極めた。

その後、クレムリンの行政監察官アナ・クズネツォワさんが介入するなど捜査が本格化し、リューボフは詐欺罪のほか児童虐待の罪などで逮捕されている。私欲を満たすため8年間にわたり虐待を繰り返したリューボフの有罪が確定すれば、10年の懲役が科せられるという。

一方のバレリー君だが、極度に痩せてはいるものの健康上の問題はなく、少しずつだが体重も増えてきているようだ。今後は心のケアが必要になるが、おもちゃで遊ぶなど順調に回復しているということだ。

今年5月には、イギリスで5人の子供を16年間監禁、虐待した老夫婦に、合わせて21年の懲役刑が言い渡されている。あまりにも長期にわたる心無い虐待に対し、「刑期が短すぎる」との批判が相次いだ。

画像は『Mirror 2017年11月14日付「Boy, 11, weighed TWO STONE after ‘foster mum starved and drugged him to claim sickness benefits for luxuries’」(Image: Nadezhda Parkhun Vecherny Magada)(Image: MK / east2west news)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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