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【海外発!Breaking News】病気の息子を医師に診せず死なせた母親に3年の実刑判決(カナダ)

TechinsightJapan / 2017年11月22日 21時0分

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医学的治療を嫌悪し自然治癒を試みようとした母親。しかし感染症を起こした息子は帰らぬ人となってしまった。今月18日、「適切な治療をしていたのならば助かった命であり、耐え難い苦痛のなかで死に至った」と判事はこの母親に3年の実刑判決を言い渡した。『CBC.ca』『CTV News』『Inside Edition』などが伝えている。

カナダのカルガリーに住むタマラ・ロヴェット(48歳)の息子ライアン君は、2013年3月2日にわずか7年の人生を終えた。

ライアン君は病院での適切な治療が必要とされたが、タマラは息子にたんぽぽ茶やオレガノ油を与えるなどして10日間ベッドに寝かせきりにし、その間は一度も医師の診察を受けることがなかった。

2013年3月2日、自宅アパートの床で倒れたライアン君の呼吸が止まっていることに気付いたタマラは、911通報した。しかし救急隊員が到着した時には、ライアン君はすでに息絶えていたという。

今年1月に過失致死の罪で有罪判決を受けたタマラは、法廷で「息子は風邪かインフルエンザにかかったと思っていた」と発言していた。しかしライアン君はリンパ節が腫れて耳垂れであふれ、目には黄疸症状が現れ、連鎖球菌性咽頭炎、髄膜炎、肺炎を患ったうえに臓器不全に陥っていたことを医師が証言し、「診察を受けていれば抗生剤投与での治療が可能であった」とも述べた。

法廷でタマラは涙を見せ、「時を戻せるのなら、今すぐにでも息子を病院へ連れて行く。無知な私がしたようなことを、どうか他の親は子供にしないでほしい。自分が許せない」と反省の言葉を口にし、自身の過ちを認めた。

タマラの弁護側は「息子を亡くした母親は絶望し、無気力になって激しく落ち込んでいる」として1年の実刑判決と保護観察処分を求めたが、クリスティーン・イーズヴィック判事は「息子が病気になったのは母親の責任ではない。しかし病気の息子を医師に診せず自分で治療を試みることは、息子の命をギャンブルに賭けるようなもの。子供の具合が良くならないのならば、必ず病院へ連れて行き正しい治療を施すことが親の義務である」と厳しく糾弾し、結果としてタマラには3年の実刑判決が科せられた。

このニュースを知った人々からは「これだから自由主義のヒッピーは無知なんだ」「母親のくせに、自分の間違った信念で息子を殺したなんてあまりにも愚かすぎる」「こんな親、一生刑務所入ってろ」「連鎖球菌は侮ってはいけない。絶対に病院の治療が必要」「この女、自分が同じ病気になっても病院に行かないっていうのか」といった非難の声があがっている。

画像は『Inside Edition 2017年11月19日付「Mom Sentenced to 3 Years After Son, 7, Dies From Strep Throat Because She Didn’t Take Him to Doctor」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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