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【海外発!Breaking News】大富豪やセレブが暮らすベルエアで豪邸6軒全焼か 現在火災の原因を調査中(米)

TechinsightJapan / 2017年12月7日 13時33分

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南カリフォルニアの各地で4日から相次いでいた大規模火災。マリブとサンタバーバラのほぼ中間に位置するベンチュラ郡で大規模な山火事が発生し、病院や商店を含む約150軒が全焼と山火事の恐ろしさが伝えられているが、大富豪の豪邸が並ぶロサンゼルス市のベルエア地区(ビバリーヒルズの北西)でも大きな火災が発生し、2千人を超す住民が緊急避難を強いられている。地元メディア『Los Angeles Daily News』ほかが伝えたが、豪邸6軒が全焼したとの情報もあるようだ。

大富豪やハリウッドセレブがこぞって暮らしているベルエアで火災が発生したのは、現地の6日早朝。発生地点はカシアーノ・ロードの「スカーボール・カルチュラル・センター」付近とみられ、乾燥した空気と強風にあおられてみるみる延焼面積を広げていった。火災の原因は現在調査中である。

ロサンゼルス市消防局によれば、避難所への移動を余儀なくされたのは午後3時30分現在、モラガ・ドライブ、リンダ・フローラ・ドライブ、カシアーノ・ドライブからベラージオ・ロードまで、マルホランドドライブの南側、405号線の東側、サンセット・ブルバード北側、ロスコメア・ロード西側の計700世帯と1棟のマンションの住民約2,200人で、付近の学校は休校、レクリエーション施設のなどはすべて休業となっている。

ベルエアは南北に州間高速道路405号線が伸び、南は有名なサンセット・ブルバードと交差する。ただしエリア内はカーブが続く細めの坂道が非常に多く、消防車両も往来や消火活動に手間取っているもよう。自宅からの眺望を大切にするカリフォルニア州の人々。それゆえなだらかな山の尾根線部分に道路を敷いて両脇に家屋を建てることが多く、街としての構造自体が火災に弱いと指摘する者もあるようだ。

ヘリコプターと小型飛行機も出動し、少なくとも400名以上の消防士が消火活動にあたっているが、4軒(6軒とも)の家屋が全焼したとしてロサンゼルス郡消防局にヘリコプター出動支援の追加を求めているもよう。またエリック・ガルセッティLA市長はこれを「Skirball Fire」と名付けて州と連邦政府の支援を要請し、「後手に回ることなく人命を守ることを最優先とすることにご理解を」などと呼びかけている。

焼け落ちないかと特に案じられたのが、貴重な美術工芸品を多数展示している有名な美術館「ゲティ・センター」であった。ここはすべての展示・所蔵品がダメージを受けていないかを確認してからの再開となるという。また当初は平常通りとしていたUCLAも正午以降に始まる授業については全面的に休講と告げたほか、大事をとってサンタモニカ~マリブの統一教育学区も休校を決めた。またUCLA保健事務局は「現在UCLA付属病院は平常通りの状況ですが、メディカルプラザ100 200 300においては午後の診療予約は停電のためキャンセルとなりました。患者さんは電気の復旧後に改めて医院にお電話をください」と告知している。

カリフォルニア交通局の広報担当者によれば、405号線の全ての車線とゲティ・センター・ドライブを閉鎖し、午後3時30分に開通したものの今後もドライバーは最新の交通情報に注意を払う必要があるとしている。

画像は『Los Angeles Daily News 2017年12月6日付「Skirball fire grows to 475 acres in Sepulveda Pass; Evacuations remain in place for 700 homes」(Photo by Ed Crisostomo, Los Angeles Daily News/SCNG)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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