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【海外発!Breaking News】英マンチェスターのテロ事件で“犠牲者救出”したホームレス、裏の顔が暴かれる

TechinsightJapan / 2018年1月8日 14時40分

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2017年5月22日(現地時間)、英マンチェスターにてアリアナ・グランデがショーを開催。その直後にエントランスロビー付近で自爆テロ事件が発生、多数の死傷者が出た現場は一瞬のうちに地獄絵図さながらの状態になってしまった。そんな中、たまたま現場近くで物乞いをしていたホームレス男性らが危険を顧みず負傷者らの救出に尽力。「ホームレス・ヒーロー」と呼ばれ多くのメディアに注目されたのだが、美談の主の素顔はトンデモないものであった。

「子供が多いコンサート会場でこんなことが起きるなんてとてもショックです。コンサートが終わってみんな笑顔で会場から出て来ました。そこへ突然の爆発が起こったのです。私が抱きかかえた女性が亡くなった時は、涙が止まりませんでした。背中に穴の開いた人たちが何人も倒れていました。地獄のような光景で、人が焦げた匂いや叫び声が頭から離れません。」

そのようにメディアに語っていたホームレスのクリス・パーカー(33)。彼は爆弾に仕込まれていたらしきクギが顔、腕になどに刺さり苦しむ人々を介抱したことが伝えられ、後に英雄と讃えられた。さらに「彼をホームレス生活から救おう」と多くの人が寄付金を差し出したというが、このほど監視カメラに映るパーカーの様子が法廷で公開された。パーカーは血を流す人々の間をさまように歩き負傷した女性のバッグを盗み、中に入っていたカードを利用して何度もハンバーガーショップで食事をしたことが明らかになった。また10代の少女からは携帯電話を盗んでおり、「後にメディアに売ってお金にしよう」と事件に巻き込まれ倒れた人々の写真まで撮影していたことも分かったという。

この映像が決定的な証拠となり、パーカー本人も窃盗2件、詐欺1件を認めた。判事はパーカーに対し「実刑判決が下るだろう」と述べており、判決は1月30日に下される予定とのことだ。

「ホームレスだからといって、ハートがないワケじゃありません。僕だって人間なんです。」
「僕が困ったら、誰かが助けにきてくれる。そう思いたいですね。」

事件後にそう述べたはずのヒーローの真の姿が明らかになり、彼を信じ救いの手を差し伸べた多くの人々が激怒している。募金サイトなどを通し彼のために集められたお金は、パーカーには渡さず提供者らに返金されるという。アリアナ・グランデら多くのセレブもショックを受けたテロ事件―これを利用した窃盗事件の犯人が人々の善意を踏みにじっていたとは、なんとも腹立たしい話である。

画像は『PEOPLE.com 2018年1月6日付「Homeless Man Branded Hero After Manchester Concert Bombing Convicted of Stealing from Victims」(GoFundMe)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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