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【海外発!Breaking News】ミサイル誤警報のハワイ州 知事が「訂正できなかった理由はTwitterパスワードが…」

TechinsightJapan / 2018年1月24日 18時52分

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米ハワイ州で現地の13日午前8時07分、同州に向けて北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたとして避難を呼びかける警報が、携帯電話、テレビ、ラジオに一斉に誤送信された。それを信じてパニックに陥る人々が当然ながら続出。同州に大きく陣取る米軍施設もざわめいた。“これは訓練ではない”とまで添えられたその誤送信の責任の所在が問われていたが、翌日に同州緊急事態管理局が「人為的なミス。誤ってボタンが押されてしまった」と発表。州政府には非難が殺到していたが…。

発信から38分も経ってようやく「誤りでした」と訂正されたそのミサイル警報。当然州政府では時間をかけた内部調査をし、同じ過ちを繰り返さないよう警報発信の安全装置やその管理体制を強化することを約束した。また全米を網羅する警告システムを管理する米連邦通信委員会も、そして各州政府も同様のミスが起きないよう危機管理意識を改めている。そんななかハワイ州の州知事であるデービッド・ユタカ・イゲ知事(61)について驚くようなニュースが飛び出した。

ハワイ州緊急事態管理局(以下EMA)は、その警報を送信した約2分後に知事に誤送信の事実を連絡していた。イゲ知事は本来であればその権限をもって真っ先にTwitterで「今のは誤警報でした」と訂正し、謝罪するべきであろう。だが彼がそのアクションを取ったのはなんと17分も後のこと。そんな長い空白があった理由について、イゲ知事はこのほど『Honolulu Star-Advertiser』に「Twitterのユーザー名やパスワードがわからなかったのです」という呆れるような釈明をした。

実はこの時、最も迅速に動いたのは民主党の下院議員であるトゥルシー・ギャバード氏であった。EMAがハワイ州・市の各所に電話を入れて真実を伝えたのが約13分後のことで、ギャバード氏はそれより1分ほど早く「誤報であることを確認しました。ご安心下さい」とTwitterを通じて最新情報を発信していたことが分かっている。しかし、こういう時に人々が真に欲しいのはやはりトップである州知事による訂正。これがないうちは安心できないのだ。

アメリカは特にだが、今時の政治家はコンピュータやSNSにしっかりと向き合えることが大きな条件であろう。そうでないトップは書類に黙ってサインするだけの傀儡と化すことが実に多いのだ。このイゲ州知事は民主党員で2014年に第8代ハワイ州知事に就任したが、実はコンピュータに関してはプロである。1986年には『ハワイ・ビジネス・マガジン』により“ハワイ大学経営学修士号MBA取得者トップ10”に選ばれた秀才で、政治家になる前は長年「ハワイアン・テルコム」社に電気技師とプロジェクトマネージャーとして勤務していたという。

画像は『myfox8.com 2018年1月13日付「‘Wrong button’ pushed during ‘shift change’ blamed for false Hawaii missile alert」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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