【海外発!Breaking News】落ちてきた雁が頭を直撃 ハンターが救急搬送(米)
TechinsightJapan / 2018年2月4日 19時21分
常にライオンのような大物を狙っては数々のトロフィー(仕留めた動物の体の一部)を獲得してきたクロアチア出身のハンター(75歳)が、南アフリカ共和国でハンティング中に流れ弾に当たり、死亡するという事故が起きたことを数日前にお伝えした。「バチが当たった」「因果応報だ」と世界中の人々が騒いでいるが、米メリーランド州でも似たような事故が起きたもようだ。
群れをなして飛んでいるところをハンターに撃たれて死亡した雁(グース)が空から落ちてくる。狩猟が盛んなアメリカでは珍しくない光景だが、米メリーランド州で1日の夕暮れ時、その雁がハンターの頭を直撃するという非常に珍しい事故が起きたことを『CBS Baltimore』が伝えている。
ハンター仲間とともにマイルズ川流域の同州イーストンの私有地を借り切り、雁の群れを狙っていたロバート・メイルハマーさん(51)。狩猟経験は豊富であったが、空からいきなり落ちてきた雁の直撃を頭に受けて気を失い、ボルチモアのR・アダムズ・カウリー衝撃外傷センターに搬送された。幸い命に別状はないものの、頭ばかりか顔も負傷したという。
メリーランド州自然資源局(Maryland Department of Natural Resources Police)のキャンディ・トムソンさんによれば、数十万羽が北方へ移動するこの時期の米東海岸は雁の狩猟が大変盛んで雁の体重は4.5~6.3kg。大きな個体では182cmもの翼開長を持っているとして、「そんな雁が上空約18~32mの高さから落ちてきて人の頭を直撃したら、相当なダメージをくらいます」と話している。
落ちてくる雁がハンターに当たる事故は皆無ではないが、非常に珍しいこと。ハンターはあまりにも獲物を狙うことに集中しすぎていて、まさか落ちてきた雁が自分の頭を直撃するとは思わないものである。当時のメイルハマーさんは仲間が一緒で幸いしたが、もしも一人で狩猟をしていたら命の保証はなかったかもしれないという。
画像は『CBS Baltimore 2018年2月2日付「Dead Goose Falls From Sky, Sends Waterfowl Hunter To Shock Trauma」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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