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【海外発!Breaking News】顔に酸を浴びせられた犬、奇跡の回復(印)

TechinsightJapan / 2018年2月13日 4時0分

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酸攻撃の被害者は、体だけでなく心にも一生消えない傷を負ってしまう。このほどインドで、1匹の犬が残酷な酸攻撃の犠牲になり瀕死の状態に追い込まれたが、救助スタッフらの懸命な治療のおかげで奇跡的に回復した。『Metro』『Cetusnews』『Daily Express』などが伝えている。

インド西部のゴア州で、1匹の犬が酷い怪我をした状態で捨てられているところを村人らが発見した。犬の顔は目から鼻にかけて酸を浴びせられた跡があり、皮膚と皮膚組織を破壊し、頭蓋骨が露わになっていた。その大きな傷は感染症を起こしていて、犬は生命の危機にも晒されていた。犬に残酷な仕打ちをした犯人は、未だにわかっていない。

悲惨な犬の状態を見た村人らは、「Worldwide Veterinary Service(以下WVS)」に連絡した。WVSはイギリス人獣医ルーク・ギャンブルさんによって設立された英ドーセットに拠点を置く慈善団体で、インドやタイ、アフリカのマラウイなどにも活動の場を置いて、捨てられた犬や虐待を受けた犬、怪我をした野良犬などの長期臨床ケアを行っている。WVSではインド人獣医師や地元の慈善団体スタッフらに外科技術のトレーニングを行っており、今回も村人らから連絡を受けたWVSの獣医らが、この犬の救助にあたった。

“ボーンズ”と名付けられたメス犬は、冷酷非道な人間に心無い仕打ちをされたにもかかわらず、救助スタッフらに心を開いた。信頼を得ることに成功したスタッフらは、酸で無残にも大きく開いた傷口の治療をし縫合、更には包帯を巻いて抗生剤を投与した。WVSゴア州の臨床ディレクターであるカーレット=アン・フェルナンデス医師は、このように話している。

「ボーンズは1日目から私たちに心を開いて、治療をさせてくれました。詰まった鼻の代わりに口だけを使って呼吸をすることも学んでくれたようです。ボーンズは生きることを運命づけられていたのでしょう、必死で闘いました。そして私たちにも、命を救うために闘うことをボーンズは教えてくれたのです。ボーンズのために助けを呼んでくれた村人たちや地元獣医師ら全ての人が、その奇跡的な回復をとても喜んでくれています。」

元気になったボーンズは現在、新しい飼い主のもとへ引き取られているという。このニュースを知った人からは「こんなふうに動物が虐待されるのを見るのはとても辛いけど、良くなって本当に良かった」「動物に残酷なことをする人間がいるのを知ると悲しくなる。でも傷ついた動物を救ってくれる素晴らしい人たちもいるんだよね」「銃や爆弾だけでなく、酸攻撃まで…。なんでこんな世の中になってしまったんだろう」「人間にだけでなく動物にも酸攻撃をする奴は捕まえて罰するべきだ」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年2月10日付「Dog’s skin melted to the bone after brutal acid attack(Picture: Caters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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