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【エンタがビタミン♪】『アンナチュラル』松重豊演じる神倉所長 「3.11」の体験から願い続けること

TechinsightJapan / 2018年3月4日 13時2分

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大杉漣さんとの共演作『バイプレイヤーズ』や映画『アウトレイジ 最終章』(2017年10月)、主演ドラマ『孤独のグルメ』シリーズなどで知られる松重豊。TBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』でも彼ならではの演技を見せてくれる。

3月2日放送の『アンナチュラル』第8話「遥かなる我が家」では、雑居ビルで発生した火災による10体もの焼死体をUDIラボが受け入れる。

UDIラボの法医解剖医・三澄ミコト(石原さとみ)や法医解剖医・中堂系(井浦新)、新人記録員・久部六郎(窪田正孝)、臨床検査技師・東海林夕子(市川実日子)に助っ人の元中堂班臨床検査技師・坂本誠(飯尾和樹)らが黒く焼け焦げた遺体を解剖、調査して身元を判明させていく。

そんななか遺体の歯形から身元を特定する際に、UDIラボの神倉保夫所長(松重豊)が歯形をデータ化して全国規模で調べられるシステムを構想していたことを明かす。

現在はDNA鑑定が増えているものの、DNAのデータに比べて歯形の記録は膨大なものだ。神倉所長は東日本大震災の時に被災地で多くの遺体を見てきた。身元不明者も多く「歯形のデータ化が出来ていたら」との思いを強くしたという。

元厚生労働省医政局職員の所長を、部下の東海林が「天下り」と揶揄することがある。新米の久部が所長の言葉を聞いて「天下りじゃなかったんですか?」と中堂に聞いたところ、UDIラボを存続させようと資金繰りなどに尽力していることを知らされた。

そんな神倉所長はここのところ、ごみ屋敷の主人「屋敷さん」(ミッキー・カーチス)を将棋の師匠と慕い通っていた。彼の妻は1年半前に亡くなりUDIで解剖されたが、今も死を受け入れられずにお骨の引き取りを拒否しているのだ。

久部は「屋敷さん」から「所長に“奥さんのお骨を迎えてあげてください”としつこく言われるので、所長が将棋に勝ったら引き取る約束をした」ことを明かされる。

東日本大震災の体験から神倉所長は「ご遺体の身元を判明させて、家族のもとへ戻してあげたい」と願い努力を続けているのだ。それに気づいた久部は、UDIラボで働く意義を再確認するのだった。

個性の強いUDIラボメンバーたちに振り回されてどこか頼りない神倉所長だが、胸の中では静かな炎を燃やしている。そんな難しい設定を絶妙に演じられるのは松重豊ならではだろう。

画像は『【公式】TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」 2018年3月2日付Twitter「今夜のアンナチュラル。タイトルは『遥かなる我が家』」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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