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【海外発!Breaking News】片目を失うも4つの耳を持つ子ネコの「フランキー」(豪)

TechinsightJapan / 2018年3月8日 6時0分

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オーストラリアのメルボルン郊外で、生まれて間もない兄弟の子ネコが発見された。そのうちの1匹は先天的な奇形で、4つの耳介を持っていた。『Animal Channel』ら複数のメディアが伝えている。

オーストラリア南東部ジーロングのある一軒家の軒下に、小さな2匹のネコが身を潜めているのが発見された。兄弟はジーロング動物福祉協会(Geelong Animal Welfare Society)のボランティアスタッフによって保護されたが、1匹のネコには4つの耳介があり、右目は変形しすぐにでも眼球を摘出する手術が必要だった。

ネコの噂は施設中に広まり、ボランティアとして働くジョージア・アンダーソンさんはそのネコが右目を手術すると聞いて獣医のもとを訪れた。

ジョージアさんは手術前のクリニックでの様子を次のように語っている。

「小さなそのネコは震えていました。初めて対面する私はきっと拒絶されるだろうと思っていたのですが、そっと抱き上げてみると、その子はゴロゴロと喉を鳴らして顔を摺り寄せてきました。あまりの可愛さに、私はクリニックのスタッフに『手術後は、回復するまで私が引き取ってケアします』と宣言していました。」

施設で8日ほど過ごした後、ジョージアさんのもとにやってきたネコは、手術後で体調が優れないのにもかかわらず家にいる他のネコや子供たち、そしてジョージアさんに思いっきり甘えてきた。

「まだ生後10週ほどでしたが、これまでつらいことがたくさんあったはず。それでもこの子はたくさんの愛を求めている…」ジョージアさんは痛みや眠気と闘いながらも、健気に愛情を求めて寄り添ってくるそのネコが愛おしくてたまらなくなり、その日のうちに家族の一員として迎えることに決めたという。

手術をして右目を失い、顔には縦にまっすぐ縫い跡が残るこのネコを、ジョージアさんは“フランケン・キトゥン(Frankenkitten)”、略して“フランキー(Frankie)”と名付けて可愛がっている。

動物専門サイト『The Dodo』によると、フランキーのように4つの耳を持って生まれてくるネコは、遺伝的に身体が小さいままであったり、学習、記憶、理解力に問題があるケースが多いという。フランキーの場合、成長してみないとわからないこともあるようだが、咬み合わせが深い過蓋咬合の状態で生まれたため、成長を待って手術をする必要があるようだ。

ジョージアさんのもとで順調に回復してきたフランキーだが、今ではかなりの悪戯っ子で暴れん坊のもよう。ジョージアさんは最後にこう語っている。

「私は昨年だけで80匹のネコのケアをしてきました。みな短期間ですが、フランキーは『手放したらきっと後悔する』と初めて思ったネコでした。外見が普通とは違うし遺伝的な問題もありますが、フランキーはそんなことはちっとも気にならない様子で元気に遊んでいますよ。悪戯したり、他の3匹のネコとじゃれ合ったり、楽しそうで何よりです。子ネコはこうでなくちゃね。」

新しい環境にすっかり慣れ、愛情をいっぱい受けて育っているフランキー。この調子ならどんな試練も乗り越えられるだろう。

画像は『frank_n_kitten 2018年2月20日付Instagram「The indignity」、2018年2月11日付Instagram「He is so cuddly!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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