【海外発!Breaking News】なぜペットに危険な狼犬を…生後8日の赤ちゃんが噛み殺される(米)
TechinsightJapan / 2018年3月14日 18時12分
強力な用心棒が必要ということか、大型で猛々しい犬をあえて飼おうとする家庭も多いアメリカ。だがご主人に忠実であれば問題が生じないというわけではない。犬は力関係や順位にこだわる生き物で、男性のご主人の言うことは聞いてもその妻や子の言うことを聞かないようでは問題が多々発生する。ましてや甲高い声で泣き叫んだり、いきなり予期せぬ行動をとる赤ちゃんがその家に突然やってきたとしたら…!? バージニア州のある家庭でこのほど…。
バージニア州でいわゆる狼犬(ウルフハイブリッド=家畜化されたオオカミと大型犬を交配)が新生児を噛み殺すという事件が起きた。リー郡保安官のゲイリー・パーソンズ氏がCBS系地元メディア『WJHL-TV』に伝えたところによれば、事件が起きたのは同郡ジョーンズビルで7日午前11時半ごろのこと。狼犬は3歳でその家庭(氏名などは明らかにされず)のペットとして飼育されていたといい、この犬に襲われ顔や上半身を食われるなどして死亡したのは生後わずか8日の小さな女の赤ちゃんであった。
赤ちゃんはバシネット(新生児~生後4か月くらいまでの赤ちゃんが使用するカゴ型のベッド)に寝かせられていたところを襲われ、保安官代理が現場に駆けつけた時、バシネットは血まみれであった。赤ちゃんは上半身および頭部に深刻な怪我をしてLonesome Pine Hospitalに運ばれたが、ただちにテネシー州のHolston Valley Medical Centerに移され、さらに同州ノックスビルのUniversity of Tennessee Medical Centerへ。同日午後、残念ながらここで死亡した。狼犬も安楽死となったという。
なお、この家庭には上に幼い男の子2名がいる。当然ながら危険な狼犬を飼って監督を怠っていた両親に対する告訴が予想されるが、両親の刑事責任を問うと幼い兄弟が取り残されてしまう可能性は高い。このことから告訴に関してはリー郡保安官事務所も非常に慎重であるもよう。パーソンズ氏は「社会福祉当局との連携をはかりながら、今後もこの家庭に関する調査を続けていく」としている。
画像は『WISH-TV 2018年3月9日付「Wolf hybrid put down after mauling, killing 8-day-old baby」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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