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【海外発!Breaking News】総体重350キロのカップル タクシー会社から「今後の利用はお断り」(英)

TechinsightJapan / 2018年5月11日 21時45分

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英バーミンガムの肥満カップルが、タクシー会社から今後の利用を拒否されてしまった。「サイズにあう車がない」というのがタクシー側の理由だが、カップルは「肥満の人に対しての差別にすぎない」とタクシー会社を非難し、拒否を取り下げるよう求めている。英メディア『The Sun』『Metro』などが伝えた。

マーカス・エドワーズさん(29歳)とガールフレンドのテイラー・フォークナーさん(26歳)は、バーミンガムのホッジ・ヒルにあるタクシー会社「セントレックス・カーズ(Centrex Cars)」に怒り心頭だ。なぜなら同会社がマーカスさんに今後のタクシー利用を拒否したからである。

マーカスさんは体重が229kgもあり、両脚は皮膚の内層に起こる感染症である蜂巣炎を患っているほか心臓と肺には血栓ができやすく、それによる体液循環の問題も抱えている。一方でてんかんの持病があるテイラーさんは120kgとこちらも肥満体型である。総体重およそ350kgの2人は、これまで2人の住む家から1.6kmほど離れたマーカスさんの母親の家を行き来するのに地元タクシー会社「セントレックス・カーズ」を利用しており、多い時で一日に4回は乗車していた。ところがこのほど、いつものように同会社に予約の電話を入れると、オペレーターから「空いている車がないから他の会社をあたってくれ」と言われたという。

納得できなかったテイラーさんが翌日、セントレックス・カーズに説明を求めて電話をすると、同会社マネージャーから「マーカスさんが乗ったことで、フォルクスワーゲン・トゥーランを含む車のサスペンションが壊れたと運転手2名から苦情が出ている」と伝えられ、今後の乗車を拒否されてしまった。これに対し怒りを感じたテイラーさんはマネージャーと口論になったが、セントレックス・カーズ側は断固として「他のタクシー会社を利用してくれ」と言うのみだったそうだ。テイラーさんはセントレックス・カーズをこのように非難した。

「どうしてマーカスがサスペンションを壊したと決めつけるのでしょう。彼らは人や荷物をたくさん乗せて空港への送迎もしています。その人数や荷物の量によっては、マーカスよりも重い場合だってあるのです。サスペンションが壊れた理由はそういうことが重なったからではないのでしょうか。私たちはこの体型ですから、タクシーを利用する時には5人乗りのバンタイプを頼んでいます。私は2列目の座席に座り、マーカスは体重が均等になるように1人で後ろの3人掛けの座席に座っています。これまで何の問題もなかったし、頻繁にタクシーを利用していた私たちはベスト・カスタマーだったはずです。タクシー会社のこの対応には嫌悪と怒りを感じています。彼らは、私たちが肥満だから差別しているに過ぎません。私たちが昨年、旅行でスペインのフェルテベントゥラ島に行った時、利用した航空会社はマーカスに3席用意してくれたんですよ。」

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