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【海外発!Breaking News】「入居者を虐待する介護職員にもっと厳しい処罰を」母親を虐待された家族の悲痛な願い(英)

TechinsightJapan / 2018年6月13日 17時31分

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施設に暮らす高齢者や介助が必要な人にとって、介護士は唯一頼れる存在だろう。しかし介護施設のスタッフが入居者を虐待するという悲しいケースはあとを絶たないようだ。このほどイギリスで、入居した母親が虐待・介護放棄されたとして娘3人が監視カメラを設置してその様子を捉えた。英メディア『Mirror』『Metro』などが伝えている。

ノッティンガムシャー州ジャックスデールで、Farrington Care Home Ltd.(ファーリントン・ケアホーム株式会社)が運営する介護施設「ブルックサイドハウス」に入居していたジョーイ・ルイス(71歳)さんが、介護スタッフ3人から虐待を受け、介護放棄されたとして家族が警察に訴えた。

アルツハイマーとパーキンソン病、糖尿病を抱えるジョーイさんに残酷な仕打ちをしていたのは、レベッカ・キング(32歳)、テリーサ・カッツ(50歳)、ジョアン・ハードスタッフ(39歳)で、虐待や介護放棄の事実はジョーイさんの娘らが室内に設置した監視カメラにより明らかとなった。

ジョーイさんは2017年2月からブルックサイドハウスに入居した。もともと親族のひとりが入居していたこともあり、娘らは母親のためにこの施設を選んだ。しかし入居してわずか2週間後に、娘は母の涙を見ることとなった。末娘のケリー・ルイスさん(34歳)は当時の状況をこのように語っている。

「母から、スタッフが自分のことを嫌いだと言っていると聞かされたんです。他の入居者にも近付かないようにさせられているって。母を介護しているスタッフ3人に問い詰めたら『少し困惑されているようですが、大丈夫ですよ』と言われただけでした。でも訪問するたびに母の状態は悪化していったのです。両手首には痣ができて、床ずれもひどい状態でした。姉が監視カメラを設置した方がいいと提案してきたので、時計に見せかけたカメラを購入しました。」

Amazonで85ポンド(約13,000円)の隠しカメラを購入したケリーさんは母の室内に置き、密かに様子を監視することにした。そして実際に録画された動画を見て、ケリーさんと姉のテリーサ・ベストウィックさん(47歳)、ミッシェル・ルイスさん(49歳)は激しい衝撃を受けた。

「最初にレベッカ・キングは、粗相をした男性入居者に向かって罵りの言葉を叫んでいました。テリーサ・カッツも一緒になってその入居者に暴言を吐いていたのです。その対応を見て、母は私たちに真実を伝えていたのだと知りゾッとしました。2日間録画しましたが、母が泣いている姿を見て胸が痛みました。どうやったらあんな酷い対応ができるのでしょう。母は泣きながら『死ぬのが怖い』とも口にしていました。基本的な介助を懇願しているにもかかわらず、誰も母のもとへは来ませんでした。カメラのメモリーカードが切れてしまったので、本当はもっと長時間放置されていたのだと思います。動画を見た限りでは、母は粗相をしてベッドに横たわったまま少なくとも5時間は放置されていたのです。床ずれができないように母の身体の位置を変えることもありませんでした。」

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