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【海外発!Breaking News】亡き妻が残した「15のリスト」を守り、8人の子を育ててきたシングルファーザー(英)

TechinsightJapan / 2018年6月21日 21時40分

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がんでこの世を去った妻に代わって、8人の子供をひとりで育ててきた男性。現在5人の孫を持つ彼が、シングルファーザーとして子育てする中でひたすら守ってきたのは亡き妻が残した15のリストだった。『Mirror』『Daily Record』などが伝えている。

英サウス・ヨークシャー州バーンズリーに住むイアン・ミルソープさん(56歳)が生涯の伴侶となる妻アンジーさんに出会ったのは、2人が14歳の時だった。公園で出会った2人は順調に交際を重ねて1985年に結婚し、3人の息子に恵まれた。アンジーさんは31歳の時に乳がんを患ったが5年後に寛解し、さらにイアンさんとの間に5人の子をもうけた。ところが2008年に咳が続き検査を受けたところ、治療の見込みのない肺がんと診断された。アンジーさんは非喫煙者だった。

それからわずか2年、2010年に48歳の若さでアンジーさんは夫と8人の子を残してこの世を去った。しかし亡くなる何日か前に、アンジーさんはイアンさんに子育てに関する15のリストを作成し、夫が子供たちに正しく子育てをするように的確な指示を遺した。ちなみにイアンさんは2013年、このアンジーさんの15のリストをもとに子育ての指南本ともいえる『Mum’s way』という自伝を執筆しており、ベストセラーになっている。

イアンさんとアンジーさんには32歳の長男ライアンさんをはじめ、デイモンさん(29歳)、リースさん(27歳)、コナーさん(19歳)、ジェイクさんとジェイドさん(15歳)、コリー君(12歳)と末っ子エラちゃん(11歳)がいる。父の家と同じ通りに暮らす長男ら3人には既にそれぞれ子供がおり、現在イアンさんは5人の孫のおじいちゃんでもある。イアンさんはアンジーさんが残した子育てリストを8人の子に忠実に行い、今では孫の面倒を見る時もそのリストを参考にしているそうだ。リストの内容は「娘の髪を三つ編みにするか2つに束ねる」「寝る前に必ず宿題をさせる」「暗くなる1時間前には必ず帰宅させる」「子供たちを甘やかしすぎない」「甘いものを与えすぎない」「ボーイフレンドやガールフレンドができたら吟味する」「パソコン使用は一日1時間まで」「暑い日には日焼け止めを塗るのを忘れない」など日常生活における些細なことではあるが、アンジーさんが生きていれば間違いなくしたであろう物事を、イアンさんはずっと守ってきたのだ。

また、リストの1つ「イースト・ヨークシャー州フランボローヘッドにあるThornwick(ソーンウィック)という場所を家族で訪れること」もイアンさんにとっては大きな意味があった。実はThornwickにあるThornwick Bay(ソーンウィック湾)は、イアンさんとアンジーさんが若き10代の頃2人で訪れた思い出の場所であり、アンジーさん亡き後も毎年そこを家族で訪れることを恒例にしているという。今年もイアンさんと子供たちは、アンジーさんのために設置された追悼記念のベンチに花束を添えて、思い出をシェアする計画を立てているようだ。

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