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【海外発!Breaking News】廃棄寸前の食材を使った料理を披露宴で振る舞ったエコカップル(英)

TechinsightJapan / 2018年7月22日 19時0分

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プラスチックの廃棄が地球環境に深刻な影響を与えていることは周知の事実であるが、同様に食品の大量廃棄も問題になっている。このほど環境問題を考慮するイギリスのカップルが、披露宴でゲストに廃棄寸前の食材を使った料理を振舞った。『real fix』『The Sun』などが伝えている。

英ウェスト・ヨークシャー州リーズに住むシェリー・ハリスさん(36歳)とジェームズ・マナリングさん(29歳)は7月14日に地元で挙式・披露宴を行い、招待した140人のゲストを驚かせた。

普段から環境問題を真剣に考えるシェリーさんとジェームズさんは、できるだけ環境にやさしい結婚式を挙げたいと思っていた。そこで1年前、食品廃棄の慈善団体「The Real Junk Food Project(以下RJFP)」に披露宴で廃棄寸前の食材を使った料理を出したいと予約を入れた。

通常、各スーパーやサンドイッチのチェーン店、ファストフードのアウトレット店などから食材を仕入れるRJFPは、仕入れ当日まで倉庫にどんな食品が配達されるか分からないそうだ。しかし事前に披露宴でのケータリング予約が入れば、メニューに合わせて必要な食材を冷凍保存しておくことが可能だ。シェリーさんとジェームズさんは、塩やスパイスなどの調味料でさえも全てRJFPに賄ってもらった。

チェーン店からのドーナツや野菜ケーキなどのデザートに加えて、ほうれん草やひよこ豆のカレー、チキンとベーコンのパイ、ソーセージと豆のキャセロール、ラタトゥーユ、ローストチキンやトルティーヤ、コールドミートやピクルス、チーズなどが並んだバッフェは、140人のゲスト誰もが廃棄される寸前の食べ物だとは気付かないほど豪華で、スピーチの時になって初めて食材のことを明かされると驚き、感心していたという。生後15週になる娘アイオナちゃんの育児のために今は仕事を休んでいるというシェリーさんは、このように話している。

「プラスチック廃棄だけが環境に悪いのではありません。食べ物だって分解されると二酸化炭素とメタンを含む温室効果ガスが放出されます。」

今回、シェリーさんとジェームズさんは35kgの食品廃棄の無駄を救った。つまり66.5kgの二酸化炭素の排出量を防いだことになり、その量は平均家庭の6日間の電力消費量に相当するという。シェリーさんは披露宴で食べ物の無駄を防いだだけでなく、自身のウエディングドレスには竹パルプを使用した自然に優しい素材のものを選び、ゲストへの引き出物には植物の「種」を渡した。

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