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【海外発!Breaking News】救急病院で愛犬を「診察しろ」と医師に詰め寄った男(中国)<動画あり>

TechinsightJapan / 2018年9月4日 18時0分

【海外発!Breaking News】救急病院で愛犬を「診察しろ」と医師に詰め寄った男(中国)<動画あり>

中国でこのほど、怪我をした愛犬を緊急病院へ連れて来た飼い主の男性(Zhaoとだけ伝えられている)がいた。愛するペットを心配する気持ちには称賛を送りたいところだが、彼が訪れた場所が動物病院でなかったことで事態は大きく狂ってしまった。『South China Morning Post』などが伝えている。

先月26日の早朝4時、広西チワン族自治区南寧市内の広西民族病院救急医療センターに黒いベンツで乗りつけた男性がいた。男性は早急に治療をしてほしいと医師にかけあった。しかし男性が治療して欲しかった相手は、自分が飼っているゴールデン・レトリバーだったのだ。

当然、そこは緊急で治療を要する“人間”のための病院である。そのため医師は男性の申し出に困惑してしまったようだ。その場にいた人が撮影した動画には、興奮した男性が医師の服を鷲掴みにして、自分の愛犬の治療をするように強制している様子が捉えられている。

医師はなんとか男性を説得しようと「ここは救急医療センターなんですよ! ここは動物病院ではないのであなたの犬を治療することは出来ません。それにたくさんの患者が治療を待っているんですよ」と伝えた。

しかし男性はさらに興奮した様子でスマートフォンを取り出し、医師を鷲掴みにしたまま撮影を始め「僕の犬が死んだら、あんた達の責任だぞ!」と言い放った。

医師は繰り返し対応できないことを伝えると、男性は突然ひざまずき横で座っていたゴールデン・レトリバーにすがりついて泣き始めた。これで大人しく病院をあとにするかと思われたが、今度は医師に向かって「おまえの顔を忘れないからな!」と叫びながらセキュリティドアを蹴り始めた。

男性は病院で20分ほど駄々をこねた後、駆けつけたセキュリティスタッフに取り押さえられ、強制的に病院から追い出された。気になる犬の怪我だが、その場にいた看護師は「ゴールデン・レトリバーは左の脚に6~7センチほどの傷があったものの、出血している様子は見られませんでした。命に別状がある様子もなかったので獣医に見てもらうようにと伝えたのです」と明かしている。

今回の件に関して8月27日に地元警察が調査を行い、翌28日には男性を10日間勾留することを発表した。なおこの男性が問題を起こした後、ゴールデン・レトリバーが適切な獣医に診てもらったかどうかは報じられていない。



画像は『South China Morning Post 2018年8月28日付「Dog owner turns up at Chinese accident and emergency unit at 4am and demands doctors treat his injured pet」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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