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【海外発!Breaking News】12歳の時に8歳児を殺害した48歳男、法務省に「刑期が長すぎる」と損害賠償を請求(英)

TechinsightJapan / 2018年9月19日 14時24分

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加害者の年齢が12歳であったとしても、被害に遭った遺族としてはどれほどの年月が経過しても事実を変えることなどできず、大切な子供の命を奪った犯人は憎むべき存在であろう。しかしこのほど、その加害者の男が法務省を相手に「刑期が長すぎる」として多額の損害賠償を求めて訴訟を起こしているという。これに被害者の母親はメディアに怒りを露わにした。『Mirror』などが伝えている。

今から37年前の1981年、当時8歳だったジョン・マーティン・マックリーン君がアイルランド市民であるカール・ドイルに殺害された。当時ドイルは12歳であったが、遊び仲間だったジョン君をコンクリート片で殴打し、プラスチックの紐で首を絞めて殺害。遺体をバーミンガムのゴミ置き場に捨て、凶器にしたコンクリート片をジョン君の血まみれの頭の上に廃棄するという残忍な犯行に及んだ。

この事件でドイルは無期懲役の判決を受けたが、1990年に仮釈放が認められ出所となった。しかし2005年には、火炎瓶攻撃という事件を起こし、再び3年と4か月の実刑判決を下された。仮釈放中の再犯であったことから、判事は今度の仮釈放の時期は仮釈放委員会に委ねることを定め、以降のドイルは今に至るまで13年間刑務所を出ることはなかった。

そんなドイルは現在、この刑期を不服として法務省と仮釈放委員会を相手に100万ポンド(約1億4,700万円)の損害賠償を請求しているという。今年2月になされたドイルの申し立ては、「刑務所内で怪我や苦痛によるダメージを受けた」「刑期中にイスラム教過激派による攻撃や人権差別、暴力などの脅迫行為を受けた」というもので、法務省は服役囚を守ることを怠り、刑期終了後の10年間の刑期は明らかに過大で不当な人権侵害だと訴えた。

ドイルの訴訟を知ったジョン君の母ブライディーさん(69歳)は、メディアでこのように怒りを露わにした。

「あの男は私の息子を殺したんです。損害賠償金など手にすることが許されていいはずがありません。あの男が1ペニーも得られないように、私は何としてでも戦います。」

仮釈放中の身でありながら自らの犯罪を顧みるどころか再犯に走り、更には刑期を不服として多額の損害賠償を請求しているドイル。この男に対してはブライディーさんだけでなく、世間からも「子供とはいえ、他人の命を奪っておきながら政府を相手に金を請求するなんて、なんという男だ。こんな奴は二度と出所させるな!」「残念ながら、どんな犯罪者にも人権侵害を訴える権利があるからな…とはいえ、この件は『冗談だろ』と思わずにはいられない」「終身刑になって首でも括れ」「無期の判決を出しておきながら仮出所なんかさせるからこんなことになるんだ。いい加減、終身刑の判決を出した者には仮出所などさせないように、法を変えるべきだ」「この訴訟でこんな男が勝ったら世も末だ」といった怒りと非難の声があがっている。

画像は『Mirror 2018年9月16日付「Whingeing child killer sues prison chiefs for £1million claiming it’s not fair to keep him in jail」(Image: Birmingham Post and Mail)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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