【海外発!Breaking News】重度の産後うつになった女性、子供を奪われる不安から命を絶つ(英)
TechinsightJapan / 2018年10月7日 21時34分
新しい命が宿ったことを夫と大喜びし、これからの人生を家族で幸せに暮らしていくことを何より楽しみにしていたに違いない女性。しかし出産後に重いうつ病に陥り、生後7週の娘を残して命を絶ってしまった。周りにいる誰一人として、なぜ女性を救うことができなかったのか。やりきれない悲劇のニュースを『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
英グレーター・マンチェスターのブレッドベリーに住む元ビューティー・セラピストのマグダレーナ・オナーさん(30歳)が、自宅浴室で首を吊って死亡したのは出産から2か月も経っていない2月24日のことだった。
ポーランド出身のマグダレーナさんは、友人を介して知り合ったトムさん(30歳)と2010年から交際を始め、6年後に結婚した。明るく前向きで優しい性格のマグダレーナさんは家族を何よりも愛し、トムさんの母親ルイーズさんとも義理の母娘というだけでなく仲のいい親友のような関係を築いていたという。
マグダレーナさんは、トムさんと一緒に購入する家の費用を貯めようと懸命に仕事に励んでいたが、妊娠がわかった時には夫とともに大喜びした。そして1月6日、元気な女児を無事に出産、母子ともに翌日退院となった。
退院してから数日間は、子供が生まれた新しい環境に慣れていないからか疲れを見せていたマグダレーナさんだったが、やがて不安や用心深さが際立つようになった。授乳がうまくできていないのではないか、母乳を与えすぎもしくは足りていないのではないか…などと常に心配するようになり、その様子がいつも顔に出るようになった。授乳についてのアドバイスも受けたが、悩むようになっていたマグダレーナさんはトムさんの誕生日にも外出を拒んだという。10月3日にマグダレーナさんの死因審問に出廷したルイーズさんは「そのあたりから症状が悪化していった」と話している。なおトムさんは、最愛の妻を失った心の傷が深く審問に立ち会うことができない状態だったため、代わりにルイーズさんが出廷したとのことだ。
「私に依存するような態度を見せることが多くなり、ポーランドの友人や家族ともコミュニケーションを取らなくなりました。こんなことはまるでマグダレーナらしくない…といった感じでした。抗うつ薬を処方してもらったりしていましたが症状が改善されず、治療のためにポーランドに娘を連れて帰ろうとまで口にするようになりました。生まれたばかりの娘のパスポートを取らなければなどと頑なに言い、飲食もあまりせず、よく眠れていないようでした。」
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