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【海外発!Breaking News】食の不毛地帯で美味探訪 スペインシェフが起こした革命・実食レポ<動画あり>

TechinsightJapan / 2018年11月21日 18時14分

【海外発!Breaking News】食の不毛地帯で美味探訪 スペインシェフが起こした革命・実食レポ<動画あり>

かねてよりイギリスは「世界の食の不毛地帯」と言われるが、果たしてそれは現在も変わることはないのであろうか。一歩街に繰り出せば、様々なパブやレストランが軒を連ね、どの店も平日、週末を問わず、多くの客で賑わっている。酒を飲み交わす人々はもちろん、料理を注文する人の姿も多くみられる。ただ、これらは我々が想像する、混雑した店内でフィッシュアンドチップスとビールをあたかも会話を楽しむための燃料のように喉に流し込む様子とは少し異なる。皆、会話や酒とともにその店で供される料理に舌鼓を打っている。伝統あるイングランド料理をはじめ、アメリカ、アジア、中東、東欧、アフリカなど食の世界万博と呼んでも過言でない現在のイギリス食文化。そのなかにおいて、特に多くの客を集めているのがスペイン料理店だ。日本でもお馴染みのタパス(小皿料理)を目当てに、日暮れ前からスパニッシュパブは混雑を始める。そんなスパニッシュパブ激戦区のイギリスにおいて、本場スペインの著名なシェフが続々と自身の店をオープンさせている。

去る10月16日、『スペインのカリスマシェフ』と呼ばれるオマール・アリボイ氏(Omar Allibhoy)が、自身がオーナー兼シェフを務めるスパニッシュパブ『Tapas Revolution』をイギリスのウィンザーにオープンした。この『Tapas Revolution Windsor』はイギリス国内では7店目の出店となる。

『Tapas Revolution Windsor』はその名の通り、英ウィンザー城の真正面に位置し、ウィンザーの中心地では初のスパニッシュパブだ。



今年5月19日に英ヘンリー王子とメーガン妃が挙式し、週末はエリザベス女王が滞在することでも知られるウィンザー城周辺は、世界各国からの観光客でごった返すまさにイギリスきっての観光名所だ。その中心地に満を持して乗り込んだスペインのカリスマシェフの腕前と評判はいかほどか。オマール氏へのインタビューとともに彼自ら手掛けたタパスの数々を実食してきた。



一品目は『ENSALADA DE TOMATE CON QUESO DE CABRA』(5.75ポンド=約830円)から。トマト、オリーブ、ゴーダチーズ、玉ねぎのピクルスなどまさに前菜と呼ぶにふさわしいこの一皿。特筆すべきは、通常の赤いトマトに加えて、写真左上に写っている“黒いトマト”だ。『spanish black kumato』と言うその名の通り、赤黒いこのトマトはスペインで品種開発され、オーストラリア、ベルギー、カナダ、フランス、ギリシャ、オランダ、スイス、トルコ、メキシコ、南レバノン、イギリスのワイト島のみで栽培が許可されている稀有なトマトだ。通常のトマトのような酸味がなく、フルーツのような甘みが特徴だ。

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