【海外発!Breaking News】末期がん治療費を募る女性に「金を乞うのは止めろ」と書かれたカード届く(英)
TechinsightJapan / 2019年1月16日 13時56分
進行性の乳がんが寛解になったと思いきや、体内数か所に再びがんが発覚した母親。英国内では不可能とされる治療を海外で受けるため、クラウドファンディングサイトで寄付を呼びかけたこの母親のもとに、1通の心無いカードが送られてきた。『Lincolnshire Live』『Metro』などが伝えている。
英ノッティンガムシャー州レットフォードに住む消防士カレン・ランドさん(40歳)は、患っていたトリプルネガティブ乳がんが寛解になった何週間か後の2018年8月、進行性の早い2つの脳腫瘍があると診断された。その後カレンさんは検査や治療を受けてきたが、昨年10月4日にがんは両肺と胸の真ん中にあるリンパ節にもあることが発覚した。最初の段階では異なる化学療法が効いていたが、最近の治療では効果が出ず、もしこのまま治療を続けなければ、カレンさんにはわずか8週間ほどの余命しか残されていないという。
末っ子がまだ7歳という5人の子供を持つカレンさんは、イギリス国内では不可能な免疫療法をドイツで受けることをNHS(英国民保健サービス)から勧められた。そこでカレンさんは、自らクラウドファンディングサイト『JustGiving(ジャストギビング)』にアカウントを設置し、海外での多額の治療費のために寄付を呼びかけた。
ところがそんな中、カレンさんに思わぬ出来事が起こった。1月12日、郵便受けに1通のカードが投函されたのだ。カードの表には「thinking of you(あなたのことを思っています)」と印字されてあり、差出人がわからないままカレンさんがカードの中を開くと、驚くべきメッセージが目に飛び込んできた。
「金を乞うのは止めろ! なぜ、人から簡単に資金を調達しようとする!? 寄付金の呼びかけにはもううんざり。もしあんたの病気が治らなかったら、その金はどうなるんだ!」
カレンさんは自分のことを知っている誰かが送ってきたのかと封筒を見たが、切手が貼られておらず、送り主が誰なのか全く予想がつかなかった。カードを送った人物は、直接カレンさん宅の郵便受けに投函したようだ。
「末期がんと闘う状況の人にこんなことをしてくる誰かがいることが、ただもうショックでした。誰かが私の人生に、このような嫌がらせまでして介入しようとしてくることが理解できません。怒りはないですが、話をしたい気持ちがあるし、こういうことをする人を残念に思います。」
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