【エンタがビタミン♪】V6三宅健、嵐の活動休止会見に「思いが衣装にも込められていた」 市川海老蔵「正直寂しい」
TechinsightJapan / 2019年2月4日 17時18分
歌舞伎役者の市川海老蔵とアイドルグループ「V6」三宅健が4日、都内で開催された「六本木歌舞伎第三弾『羅生門』製作発表会見」に出席した。三宅は同作で初めて歌舞伎に挑戦する。2020年いっぱいをもって活動休止を発表した「嵐」に、同じジャニーズ事務所の三宅が会見の印象を語った。
「六本木歌舞伎」第一弾は2015年に市川海老蔵と中村獅童による新作歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』を上演、脚本を宮藤官九郎、演出を三池崇史が務めた。2017年の第二弾ではリリー・フランキーが新解釈で描き出した『座頭市』を、前作に引き続き三池が演出し、海老蔵と寺島しのぶが出演した。そして第三弾となる今回は、芥川龍之介の代表作『羅生門』を三池の演出で、海老蔵の他に歌舞伎初出演となる三宅健が演じる。
会見で「今回は三宅さんとご一緒できるということでワクワクしています」と声を弾ませた市川海老蔵。同作で「老婆」や「海老蔵」(本人役)などを演じると明かした。共演する「下人」役の三宅健は「39歳になりますが、人生でまさか歌舞伎に出演させていただくとは考えもしなかった。海老蔵さんは小さい頃からお稽古事を始められて、これまで修練なさってきた歌舞伎役者さんですけど、そんな方とずぶの素人の私が同じ舞台に立たせていただけるということは生涯のうちで一度あるかないかのこと。これが最初で最後、捨て身で無我夢中の境地で稽古に挑みたい」と真剣な面持ちで意気込みを語った。日本舞踊などの稽古も開始した三宅だが、「洋舞と日本舞踊は全く違うので相当難しいです。死に物狂いで稽古しないと」と気を引き締めた。
その三宅に対する海老蔵の第一印象は、三宅のデビュー当時で「この人モテるんだろうな」だったという。「V6の中でどの人が一番かっこいいかと思ったときに、この方の顔は可愛いというか素敵だなと思った」と回顧した。同作を観に来た三宅のファンに鑑賞のコツについてアドバイスを求められた海老蔵は「基本的に三宅健を観ていればいいんじゃないかな」とあっさり答えて笑わせ、場を和ませた。
会見後に囲み取材に応じた三宅は、「嵐」の活動休止について聞かれて「僕も会見を拝見させていただいたんですけど、非常に残念なことをお伝えしなくてはいけない会見ではあったんですが、嵐が嵐らしくファンの皆さまへ誠心誠意みんなが思っていることを伝えたいという一心だったことがすごく伝わってきましたね」と評価。さらに「衣装もすごくいいなと思って見ていました。それぞれお互いの色を使いあって、そういうスタイリングだったんですが、それが嵐それぞれが思い合っているようなメッセージ性が込められている気がして、ファンの皆様への彼らの思いが言葉だけではなく衣装にも込められている気がしてすごく素敵だなと思いました」と印象を語った。そして海老蔵は「俺?」と驚いてから「(嵐との共演は)あります、あります」と答え、「やめたわけじゃないですよね。遠くで見るしかないので正直私は寂しいなと思うしかないですし…」と言うにとどめた。
歌舞伎初挑戦に緊張の色を浮かべる三宅に海老蔵は「無理なく演じるのがいい。ご心配なさらず」と声をかけたが、三宅は「海老蔵さんの多大なる力をお借りしてどうにか初日を迎えられたら」「プレッシャーですよ」と不安な心境を吐露。稽古は翌5日から始まるという。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描いた文学作品を題材に、海老蔵と三宅健がどのような世界を作り上げるのか注目される。
六本木歌舞伎第三弾『羅生門』は、2月22日から3月10日まで東京:EXシアター六本木、3月13日から3月17日まで大阪:オリックス劇場、3月21日から3月24日まで札幌:わくわくホリデーホールにて公演。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
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