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【海外発!Breaking News】豚インフルエンザが原因か 入院中の息子に付き添っていた母親が急死(アイルランド)

TechinsightJapan / 2019年2月10日 15時45分

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入院中の息子のそばを片時も離れたくないと寄り添っていた母親が、病室の床で死亡しているのが発見された。予期せぬ母親の死は豚インフルエンザが原因かとも言われているが、突然この世を去った母親に家族は大きな悲しみに包まれている。『Mirror』『The Irish Sun』などが伝えた。

2月3日、アイルランドのダブリン、キリナーダンに住むサラ・ジェーン・ブラジルさん(32歳)に、突然の悲劇が襲った。

サラさんは、パートナーのマーティンさん、2人の子供であるケイトリンさん(13歳)とディーン君(6歳)と一緒に自分の両親が住む家の隣で暮らしていたが、ディーン君が深刻な胸部感染症と喘息を患い、ダブリンのタラトにある「Children’s Health Ireland(チルドレンズヘルス・アイルランド)」に入院中だったため、病院で付き添っていたという。

しかし間もなくして、サラさん自身の体調が悪くなった。サラさんの母親クリスティーンさんが語ったところによると、サラさんは外来で受診予約を試みたがすぐには診てもらえず、翌朝に受付を訪ねたところ、14時間待ちであると言われたそうだ。一旦、ディーン君がいた集中治療室へ戻ったサラさんだったが、後にベッドのそばの床で意識不明の状態で倒れているところを医師らによって発見された。

知らせを受けた家族らは慌てて病院に駆けつけた。クリスティーンさんはまさかそれが娘との別れになるとは思いもよらず、医師からサラさんの死亡を告げられた時、愕然となった。実はサラさんの兄は、26年前の1993年に水難事故で亡くなっている。大切な我が子を2人も失うことになろうとは誰が予測できたであろうか。ショックと悲しみに暮れる家族らを更に驚かせたのが、「サラさんは豚インフルエンザに感染していた可能性がある」と病院側から言われたことだった。

そのため家族は、サラさんの遺体に子供たちを近づけないように医師らから指示され、棺の蓋は感染を防ぐためにもしっかりと閉じねばならないと伝えられた。家族らは、サラさんの顔を見て最期の別れを言うことすら叶わなかった。サラさんの葬儀は、8日にキリナーダンの教会にて親族のみで行われ、その後荼毘に付された。

サラさんの姉ティナさんは「妹はとても外交的で、いつもハッピーで朗らかだった。本当に美しい人だった」と語り、クリスティーンさんも次のように娘の死を悼んだ。

「娘は、本当に素晴らしい母親でした。自分の子供たちが世界の全てと思っているような母親で、子供たちのためならどんなことでもし、何をおいても子供たちの幸せを第一に考えようとしていました。サラがいることで、あの家族の絆はより強くなっていたといえるでしょう。どんなに具合が悪くなっても、きっと病気の息子のそばを離れたくなかったんだと思います。娘がもっと早く医師に診てもらっていたらと思うと悔やまれてなりません。私たちは、娘に最期のお別れを言うチャンスも与えてはもらえなかったし、娘の死はあまりにも突然過ぎて、家族一同が悲しみに暮れています。」

なおディーン君は現在、退院して自宅に戻っているということだ。サラさんの死因は豚インフルエンザの可能性があると伝えられているが、はっきりとした原因は未だ確定しておらず、病院側はコメントを拒否している。

画像は『Mirror 2019年2月8日付「“Beautiful” mum found dead next to six-year-old son’s hospital bed ‘had swine flu’」(Image: Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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