【海外発!Breaking News】複数のペットを飼育放棄した女 10年の飼育禁止令も、判事「犬は飼ってもいい」(英)
TechinsightJapan / 2019年2月11日 17時20分
多くのペットを無責任に放置し、複数の猫やアヒルを餓死させ逮捕された女の裁判が、このほど英スコットランドで行われた。法廷では判事がこの無責任な飼い主に10年間の動物飼育禁止令を言い渡したが、犬の飼育は認めるという判決を下したことで、世間からは疑問の声があがっている。
スコットランドのアバディーンシャー、アバーチダーに住むミッシェル・スミス(36歳)は2018年7月から8月の間、飼育放棄により飼っていた子猫やアヒルを死なせた罪5件で逮捕・起訴された。
スミスは当時、自宅敷地内に19匹の犬を含む合計63もの動物を飼っていたが、それらのペットが適切な世話を受けていないことを知った人物がヘルプラインに密告したことがきっかけで、昨年8月28日にSSPCA(スコットランド動物虐待防止協会)の捜査官がスミス宅を訪問した。
現場を訪れたアリソン・シンプソン捜査官によると、自宅敷地内のうさぎ小屋には2匹の仔猫の死骸があり、8匹の餓死寸前の仔猫がいたという。また、住処として使用されていない住宅用キャラバンの中には3匹の猫と2羽のアヒルの死骸、栄養失調状態の猫13匹とアヒル5羽に加えて11羽の痩せ細った鶏が発見された。生きていたこれらのペットはいずれも極端な栄養失調状態にあり、最大6週間も餌を与えられず放置されていたようだ。
「うさぎ小屋には猫用のトイレもなく、3つのトレーの1つには腐った餌が入っており、2つは糞尿まみれでした。生後4~5週とみられる仔猫らは、メッシュのドアに爪を立てて小屋から出たいと言わんばかりの様子でした。仔猫らはみな痩せ細り、汚れて濡れていました。キャラバン内も悪臭が凄まじく、酷い状態でした。ここで発見された猫たちも極度の栄養失調に陥り、慢性的な目の問題や歯肉炎を患い、耳ダニがわき毛並みは荒れ、部屋同様排泄物にまみれていました。ペットたちは新鮮な水や餌も与えられておらず、2羽の鶏はうずくまって病気になっているようでした。獣医によると鶏も、少なくとも7日間は満足に餌を与えられていないとのことでした。アヒルも同様の状態でしたが、死んでいた2羽に関してスミスは『飼っている犬のうちの1匹に攻撃されて死んだ』と話していましたが、死骸は放置されたままでした。こうした状況は一日では起こり得ないし、同時に容易に避けられることができた事態だと感じました。犬以外の生きていたペット全てをSSPCAのバンで運び、保護しました。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「動物を道具扱い」保護犬を“虐待”と炎上の『坂上どうぶつ王国』専門家は「予想できたはず」
週刊女性PRIME / 2024年4月19日 17時0分
-
犬・猫を飼って良かったこと1位「癒される」、もう飼いたくない理由1位は?
マイナビニュース / 2024年4月15日 11時48分
-
ペット飼い主のリアルな声を公開!「飼って良かったこと」「大変だったこと」を徹底分析
@Press / 2024年4月9日 8時0分
-
「17匹の犬が置き去り、助けて!」高齢者の孤独死で犬の多頭飼育崩壊が発覚→無事に保護「息絶えるぎりぎりまで食べ物もらっていたか」
まいどなニュース / 2024年4月4日 8時23分
-
ペット後進国からペット大国へ、「犬より猫」が出現した中国の事情とは―中国メディア
Record China / 2024年4月1日 23時40分
ランキング
-
1ハマス要員5000人残存か=ガザ休戦で勢力回復可能―トンネル活用、抵抗長期化も・米紙
時事通信 / 2024年4月23日 23時39分
-
2ドイツ、中国スパイ容疑で男拘束 欧州議会議員スタッフ、情報流出疑い
産経ニュース / 2024年4月23日 21時47分
-
3台湾で再び地震 マグニチュード6超が2回発生 ホテルやビルが傾く
日テレNEWS NNN / 2024年4月23日 19時37分
-
4トランプ氏 ドル高は「大惨事」 バイデン氏の対応批判 2024年米大統領選
産経ニュース / 2024年4月24日 8時17分
-
5トランプ氏「麻生氏は素晴らしい人」「偉大なシンゾーを通して知り合ったんだ」麻生太郎副総裁と会談
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月24日 9時59分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください