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【海外発!Breaking News】轢き逃げで10歳少年に重傷を負わせた男、判決の甘さに世間から怒りの声(英)

TechinsightJapan / 2019年3月9日 10時30分

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万引きを幇助し車で逃走していた男が、10歳少年を轢き逃げした。重傷を負った少年を放置し現場から逃走した男はその後逮捕され、このほど実刑判決が下された。しかし、逮捕時に開き直りの言葉を発した男の態度や裁判での甘い判決には非難の声が相次いでいる。『BBC News』『North Wales Live』などが伝えた。

英フリントシャー州ブロートンに住むキーガン・ドイル(23歳)は1月6日、ソルトニーの自宅近くで遊んでいたアルフィー・ワッツ君(10歳)を車で撥ね、瀕死の重傷を負わせた。

アルフィー君はこの日、近くの公園で友人とサッカーをしていたが、自宅に戻る途中で公園に上着を忘れたことに気付き、自転車に乗って取りに向かった。この時、ガールフレンドのハンナ・ニコルソンの車で万引き犯の逃走に加担し運転中だったキーガンが、道路を横切ろうとしたアルフィー君を撥ねた。キーガンは時速48km制限の道路を時速97kmで走っていた。

車に体当たりされたアルフィー君の体は宙を舞い、地面に激しく叩きつけられ、頭蓋骨骨折と脳に深刻な怪我をした。瀕死の状態になったアルフィー君を放置したまま、キーガンは車のスピードを落とさずに逃走、しかも証拠隠滅を狙ってガソリンで火をつけたラグを車内に放り込み、車を燃やした。

当時、事故直後に偶然現場を通りかかった近隣住民のエイミー・フェルナンデスさんは、次のように話している。

「ドスンという音が聞こえました。アルフィー君は頭部に酷い怪我をしていて、口から出血していました。一目見て瀕死の状態だとわかりました。」

通報を受けて急行した救急隊員らは、アルフィー君の怪我があまりにも深刻であることからエア・アンビュランス(緊急ヘリ)での搬送は命がもたないだろうと判断し、救急車でリバプールにあるオルダー・ヘイ子供病院へ搬送した。

一方で逃走したキーガンは、燃やした車の中に写真と名前入りのIDが入った財布を残していたことから、間もなく逮捕された。

3月5日にモールド刑事法院で行われた裁判では、アルフィー君の母親ゾーイ・グランディーさんの悲痛な心情が綴られた文書が読み上げられた。ゾーイさんはアルフィー君の友人から事故のことをきいて、慌てて事故現場に駆けつけたそうだ。

「現場は救急車や警察の車のライトで溢れていました。早く息子を連れて帰って夕飯を食べさせなきゃと思ったのですが、とんでもない事態が起こったのだと悟りました。息子の手を握り『ママがそばにいるから』と伝えたのですが、息子は瀕死の状態でした。病院に搬送されすぐに手術室へ運ばれた息子に、キスをしてあげることもできませんでした。手術後は、昏睡状態に陥っている息子のベッドに寄り添って『どうか目を覚まして』と祈り続けました。」

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