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【海外発!Breaking News】亡き弟の心臓を移植された男性と偶然の出会い 姉ら家族「鼓動」を聞き感涙(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年5月6日 16時0分

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2016年、米イリノイ州ベルビル在住のドノヴァン・バルガーさん(21歳)が不慮の事故により亡くなった。家族はドノヴァンさんの意思を尊重して、彼の臓器を提供するという苦渋の決断をした。ドノヴァンさんは移植を待つ複数の患者に新しい命を吹き込み、短い人生を全うした。それから3年、臓器移植啓発のイベントに参加したドノヴァンさんの家族に思いがけない出会いが訪れた。『CBS News』『CNN』などが伝えている。

4月28日、MLBの臓器移植啓発デーとしてミズーリ州セントルイスで「セントルイス・カージナルス」と「シンシナティ・レッズ」の試合が行われた。臓器移植促進・サポートに尽力する非営利団体「Donate Life America」がスポンサーとなったこの試合には、臓器ドナーや受容者の家族が多数観戦に訪れた。

2016年に亡くなったドノヴァンさんの姉サバンナ・ローシュさんもその一人で、家族ら6人がドノヴァンさんの顔写真をプリントし「ブラザー、臓器ドナー&ヒーロー」と書かれたライムグリーンのTシャツを着て参加した。野球はあまり好きではないというサバンナさんだがドナーになった弟に敬意を表し、臓器移植について多くの人に知ってもらうためイベントにやってきたという。

そしてこの日、サバンナさんらが家族の集合写真を撮っていると、1人の女性が近づいてきてこう言った。

「あなたたちはドノヴァンさんの家族ですか?」

サバンナさんは当初「弟の職場の知り合いか、学校の友達だろうと思った」そうだが、その女性が弟の心臓を移植した男性の妻であることを知った。

サバンナさんはその時のことを振り返り、Facebookでこのように綴っている。

「今日という日を一生忘れることはないわ! 本当に素敵なことが起こったの。驚いたのなんのって。ビデオがすべてを物語っているわ。」

「私の弟が臓器ドナーになったことはほとんどの人が知っているでしょう。それで1年前、私は弟から心臓をもらったという男性から手紙をもらったの。私は返事を書いて、ドノヴァンの写真を何枚か同封したわ。せめて心臓のドナーがどんな容姿だったのか、知っておいてもらおうと思って。私はその男性に『あなたの心臓は優しさであふれているはずよ。だって弟は最高にいい子だったから』って伝えたの。手紙には苗字や年齢、住所などドナーを特定できてしまう情報を書くことができないから、それが私にできる精一杯のことだったわ…。」

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