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【海外発!Breaking News】プールに転落 20分以上も心臓が止まっていた3歳児が奇跡の回復(南ア)

TechinsightJapan / 2019年7月20日 6時25分

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プールに浮かんでいる我が子を目にした瞬間は、どれほど恐ろしかったことだろう。発見後20分以上も心停止の状態だった3歳児が、周囲の人のサポートによって奇跡的に回復した。南アフリカの『You Magazine』が、事故の瞬間から3歳児の回復までの様子を伝えている。

ブラッドリーさんとロウリカ・スノーさんは長女ケイトリンちゃん(5)、長男リアム君(3)と共に南アフリカ・ヨハネスブルグから60キロほど離れたハウテン州フェリーニヒング(Vereeniging)という町に住んでいる。

2か月前のある日曜日、隣の州から訪れていたロウリカさんの両親を午後3時過ぎに見送ったブラッドリーさんとロウリカさんは、リビングのソファーに腰を下ろした。そこには大きな窓があり庭のプールが広々と見渡せる。プールにはフェンスやゲートが設置され、子供たちだけで入れないようにしていたという。

夫妻が何気なく窓を見た時にプールのゲートが開いており、ケイトリンちゃんがリビングに来て「リアムはどこにいるの?」と聞いてきた。その言葉にブラッドリーさんとロウリカさんは驚き、すぐに庭へ向かった。するとリアム君はオレンジのパンツをはいたままプールに浮かんでおり、ロウリカさんは絶叫しながらリアム君をプールから引き上げ、ブラッドリーさんは以前習った救命措置を行った。

そして救急車を呼ぼうとしたがまったく繋がらず、そのうち叫び声を聞きつけた近隣住民が駆けつけてきた。リアム君の様子を見て「救急車を待っている場合ではない」と悟った隣家の人が、車で近くの私立病院に搬送してくれることになった。

病院に着くまでの10分以上もの間、車内ではブラッドリーさんが救命措置をしていたが、みるみる青くなっていくリアム君の顔色に夫妻は最悪の結果を覚悟したという。病院に到着後は医師らが12分間の救命措置を続けたが、それでもリアム君の様子は変わらなかった。インターンのタニア・ネル医師がリアム君の死を宣告しようとした時、まさに奇跡が起こったのだ。

自身も3歳の息子をもつネル医師は、後に当時のことについて「私が駆けつけた時、男児には生存の可能性がみられませんでした。溺死のケースをあまり扱ったことがなかったため他の医師に相談しようとしたその時、脈が動いたのです」と語っている。

その間、待合室にいたブラッドリーさんはロウリカさんや娘に「これから3人家族になってしまうだろう」と話していたそうだが、ロウリカさんは覚悟をしていたものの祈り続けるしかなかった。そこへネル医師がリアム君の心臓が動いたことを告げに来たという。

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