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【海外発!Breaking News】「ママをデートに連れて行きたい」父親の亡き後、6歳男児がレモネードスタンドを開く(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年7月30日 6時25分

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頼りにしていた父を亡くした6歳の男の子は、「自分の稼いだお金でママをデートに連れて行きたい」と自宅前にレモネードを売るためのスタンドを設置した。するとレモネードスタンドの噂は人から人へと広まり、家族を励まそうと友人、近隣住民そして地元の警察官や消防隊員らが次々集まった。その様子は消防署のFacebookに投稿され、『Fox News』などにも取り上げられて拡散している。

米コロラド州デンバー在住のブランドン・キャンベルさんは7月7日、妻のアマンダさんと息子のブレイディ君(6歳)を遺して結腸がんで亡くなった。37歳だった。大好きな父を亡くした翌日、ブレイディ君は父とのある約束を実行に移した。

ブレイディ君は『FOX31 Denver』のインタビューでこう話している。

「ママをデートに連れて行きたいとずっと思っていたんだけど、僕にはお金がなかった。それでダッド(ブランドンさん)と僕でレモネードスタンドを開いてお金を集めようって計画を立てていたんだ。ママとのデートのお金は自分で払いたかったからね。」

ブレイディ君は父の名誉や母の笑顔、そして何よりも自分のためにレモネードスタンドを設置したのだろう。ブランドンさんが亡くなった翌日、小さなテーブルのそばに「1ドル、またはそれ以上も大歓迎」と書かれた看板を立て、人が集まるのを待った。その看板は父が生前に作ってくれていたものだった。

しばらくして、ブレイディ君の特製レモネードの噂を聞いた友達や近隣住民が少しずつ自宅前に集まり始めた。そしてたまたまその人だかりを見た地元の警察官がレモネードスタンドに立ち寄った。

そこから親切の輪が広がっていった。この警察官はブレイディ君の事情を知って、なんとか協力できないかと他の警察官に無線で応援を呼びかけた。数人の警察官がやってきてはレモネードを購入したが、その噂は地元の消防署にも伝わった。ブレイディ君の自宅前にははしご車と少なくとも12名の消防隊員らが集まり、レモネードの販売を手伝うなどしてその場を盛り上げたのだ。

アマンダさんはその時のことを振り返り、このように語っている。

「コミュニティが私たち家族を本当に温かく包んでくれたのです。悲しみに沈んでいる時に、集まって下さった方たちからたくさんの愛とパワーをもらってどんなに元気づけられたことか、言葉では言い表せません。それにブレイディが本当に嬉しそうでした。ブランドンは仕事熱心なビジネスマンであり良き父でしたが、息子に教えたかったことの半分も伝えることができずにこの世を去ってしまいました。でもあの日、息子が経験したことは人生の宝になっていくでしょうね。」

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