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【海外発!Breaking News】11年間行方不明だった猫、マイクロチップにより無事飼い主のもとへ(米)

TechinsightJapan / 2019年8月28日 21時0分

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愛するペットが行方不明になり何年も見つからなかった場合、飼い主としては諦めの気持ちを抱くこともあるだろう。しかしこのほどアメリカで、11年間も行方不明だった猫が無事に飼い主のもとに戻ることができた。『New York Post』『ABC7NY』などが伝えている。

米ニューヨーク州にある「ダッチェス郡動物虐待防止協会(Dutchess County SPCA)」のメンバーであるキャロル・オコンネルさん(Carol O’Connell)は最近、自宅にやってくる野良猫を保護した。この猫は3年前からキャロルさん宅に現れるようになったという。

しかし猫はいつもキャロルさんと距離を取っていたため、懐いてくれるまで3年の月日を費やした。キャロルさんはこの猫について、次のように語った。

「この猫はうちにやってきてからというもの、弱ってきているように見えたのです。この子は誰かに捨てられたか、迷って行方不明になったか、もしくは単なる野良猫じゃないかと思っていました。」

「ようやく今年の春頃から、この子は私に近づいてくるようになったのです。もっと安心して慕ってもらえるように努力しましたよ。」

そのうち猫はキャロルさんに心を開き、さらに懐いてくるようになった。そしてふと思い立ったキャロルさんはシェルター施設からマイクロチップのスキャナーを借りてその猫に近づけたところ、マイクロチップが埋め込まれていることが分かったのだ。

マイクロチップの情報から猫の飼い主がマギー・ウェルツさん(Maggie Welz)と判明し、連絡を取ることとなった。マギーさんによるとこの猫は“タイガー”という名前で、3歳の頃に自宅から逃げ出して行方不明になったそうだ。マギーさんはこのように明かしている。

「当時、誰かが自宅のドアを開けっぱなしにしたため、タイガーは外へ逃げて行ってしまいました。私達はタイガーがいなくなったことで悲しみに暮れていました。そして1年後、10軒ほど先にある家に引っ越すことになったのです。私達は元の家の所有者にタイガーを見かけたら連絡して欲しいと頼んでいましたが、結局戻ってくることはありませんでした。」

タイガーはメディカルチェックを受けた後、今月22日に飼い主のマギーさんと11年ぶりの対面を果たした。現在14歳と老猫になったタイガーだが、マギーさんに抱かれる姿はしばらく会えなかった母親を愛しむ子供のようにも見える。

タイガーはキャロルさんの辛抱強い対応とマイクロチップを装着していたことで、飼い主のもとに戻ることができた。ちなみに日本では、犬や猫へのマイクロチップ装着を義務化する改正動物愛護法が今年6月に可決されており、向こう3年以内に施行されるようだ。

また、環境省の公式ウェブサイトにマイクロチップ装着のメリットとして、「迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなります」と記載されている。

画像は『Dutchess County SPCA 2019年8月22日付Facebook「Tiger and Maggie together again」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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