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【海外発!Breaking News】40度超のパトカー車内で警察犬が死亡 警察Facebookに批判殺到(米)

TechinsightJapan / 2019年9月2日 21時16分

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夏の時期、エアコンを止めた車内にペットや子供を置き去りにする危険性はほとんどの人が知るところだろう。しかしアメリカで、パトカー車内に待機させられていた警察犬が暑い車内の中で絶命してしまったという。警察では、熱疲労による悲劇的な事故と声明を出している。『ABC Action News』『New York Post』などが伝えた。

米カリフォルニア州ロングビーチ警察の公式Facebookが先月23日、“オジー”という名の警察犬が亡くなったことを伝えた。

オジーは先月14日午後3時40分頃、待機していたK9(警察犬)用車両の中でハンドラーによって死亡が確認された。

米動物愛護協会(The Humane Society of The United States)によると暑い時期は車内温度が急激に上昇すると言い、外気温が27度ほどの場合、車内温度は10分以内で37度まで上昇するそうだ。

オジーが亡くなった日、ロングビーチの最高気温は約32度を記録しており、車内は10分後に40度以上になったとみられている。後に獣医によって、オジーの死因は暑さによるものと判明した。

今回のことで同署は、次のように声明を発表している。

「オジーの死は、意図的に起こったものではありません。我々はこれを不運な事故と捉えています。また今後は同様の事態が起こらないように、必要な措置は全て講じていく所存です。」

同署の広報を担当するアランチャ・チャバリア巡査(Arantxa Chavarria)の説明によると、通常の警察車両には安全装置が設置されており、車内の温度が上昇すると警察官が所持している携帯電話アプリに警告が発せられるそうだ。

しかし当日は、この装置が機能しなかったという。同署では事故以来、警察犬を伴う際には必ず装置のチェックをしてから出動するようにしており、今後も続けていくとのことだ。

同署はFacebookに「私達は皆さんがハンドラーとその家族を尊重してくれることを望みます。同署の全員がオジーの死を嘆き悲しんでいるのです」とも綴っているが、オジーの死を知った人達からは批判の声が集まった。

「これは事故ではなく過失だ。警察犬を車両内に絶対残すべきではない。」
「ハンドラーは動物の虐待行為と怠慢による過失で告発されるべきだ。」
「安全装置なんて関係ない! 夏の間、車両に生き物を置き去りにするなんて許されないこと。」
「言い訳はしないでくれ! ハンドラーは然るべき責任を取るべき。」

亡くなったオジーは薬物捜査部門に所属しており、ペアを組んでいたもう1頭の警察犬とともに5年間で約2,500万ドル(約26億6,000万円)超もの現金や薬物を発見するなど警察に貢献してきた。オジーを亡くした同署は、大きな悲しみとともにかなりの損失を受けたとも言えるだろう。

画像は『Long Beach Police Department(CA) 2019年8月23日付Facebook「The #LBPD is extremely saddened to announce the death of K-9 Ozzy.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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