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【海外発!Breaking News】宮殿で飼われていたカメ「344歳」で死ぬ(ナイジェリア)

TechinsightJapan / 2019年10月19日 18時55分

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「鶴は千年、亀は万年」と言われているようにカメは長寿を象徴する動物だが、このほどナイジェリアの宮殿で飼われていたカメが344歳で死を迎えたという。ナイジェリアのメディア『Vanguard』などが伝えた。

ナイジェリアのオヨ州オグボモショ(Ogbomoso)の首長、オバ・ジモー・オイェウンミ・アジャグングベード3世(Oba Jimoh Oyewumi Ajagungbade III)の私設秘書であるトイン・アジャム氏は10月3日、首長がかわいがっていたカメの死を明かした。アジャム氏曰く、この雌のカメは高齢を意味する「アラバ(Alagba)」と名付けられ、344歳でアフリカ最高齢のカメだったそうだ。

オグボモショの保安官によると、300年以上も前にオグボモショの3代目の伝統的統治者であったイサン・オクモイェデ氏(Isan Okumoyede)がアラバをどこからか連れてきて、育てていたとのことだ。

アラバが有名になったのは、今の統治者がアラバのために私財で2名のスタッフを配備し、常に最高の待遇を受けるよう食事や健康管理などに気を配ったからだった。宮殿を訪れる多くのゲストをもてなしてきたアラバは世界各国から訪れる観光客にも人気があり、毎日のように観光客を迎えていたそうだ。

しかしながら、カメが本当にこれほどまで長生きするのかは分かっていない。通常飼われているカメの寿命は長くて80年と言われ、世界最高齢の記録はインドの動物園で生息していたカメで2006年に死んだ時は250歳だったという。爬虫類学者のジョン・ウィルキンソン氏(John Wilkinson)は「この種のカメがこれほど長く生きることはない」と懐疑的であり、「彼らはカメを愛するあまり、もう1匹飼ったのではないか」と述べている。

誰からも愛されていたアラバを失った首長家族やオグボモショの住民、観光部門関係者など多くの人がその死を嘆いているそうだ。なおアラバの亡骸は歴史的記録として保存するため、防腐処理を行う計画であるとアジャム氏は説明している。

画像は『Vanguard 2019年10月3日付「How 344-year oldest tortoise died in Africa」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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