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【エンタがビタミン♪】周庭(アグネス・チョウ)さん 村上春樹氏の言葉とともに投稿「香港人は引き続き、暴政に反抗します」

TechinsightJapan / 2019年10月14日 18時50分

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香港では逃亡犯条例を巡る反政府抗議活動が続き、若者を中心とするデモ隊に対して警官隊が催涙弾で応酬したり拘束者も多数出ている。社会運動家で大学生の周庭(アグネス・チョウ)さんはその間もTwitterでそうした状況を発信しており、13日には「高くて硬い壁と、壁にぶつかって割れてしまう卵があるときには、私は常に卵の側に立つ…」という言葉を用いて決意を表した。

2009年1月、イスラエルによるガザ侵攻が国際的に非難されるなかでイスラエルの『ハアレツ』紙が小説家・村上春樹氏のエルサレム賞受賞を発表。一部から受賞辞退を訴える声があがるも、村上氏は2月にエルサレムで行われた授賞式に出席した。その際に彼がスピーチしたなかの一節である。

村上氏は小説家らしく繊細で難解な内容を話しているが、その部分を要約すれば「悩み抜いた末にこの地を訪れたのは、何も見ないよりも自分の眼で見ることを選び、そして沈黙でいるよりも話すことを選んだ。皆さんに政治的メッセージを話すつもりはないが、その代わりに私がフィクションを書く上で心の奥に刻みつけていることを個人的なメッセージとしたい」と紹介したものだ。

『高くて硬い壁と、壁にぶつかって割れてしまう卵があるときには、私は常に卵の側に立つ』

彼はその言葉について「壁がどんな正しくても、あるいは卵がどんな間違っていようとも、私の思いは常に卵の側にある。どんな理由があろうとも、もし壁の側に立って書く作家がいたら、その仕事にどんな価値があるのか」との趣旨で説明しており、「壁」は戦争で攻撃する側、「卵」は破壊され生活を脅かされる市民側を表していると思われる。

周庭さんがその村上氏の言葉を用い、それに続けて「香港人は引き続き、暴政に反抗します」とツイートしたところ、フォロワーから「日本人の情報弱者も、そろそろ気付きましょう」、「だんだん香港の皆さんへの警察対応が、ウイグルの差別のような扱いになってきているので…皆さんお気をつけて!」、「村上春樹さんの言葉ですね! 僕もいつだって卵の味方です 弱者の味方です 香港の人達の幸せを心から祈っています」などの反響があった。

そんな周庭さんによるこれまでの投稿では、香港警察に拘束され恐怖に震える女性の映像や、自分が逮捕されたあと警察に性的暴行を受けたと告白する女子大生の姿などが見られる。

一方、親日家で知られる彼女は台風19号による日本への被害を心配したり、10月9日には「ついに公式YOUTUBEチャンネル!!! 嵐ファンとしてはビックリしましたし嬉しいです」とツイートしているが、どのような思いで日本を見ているのだろうか。

画像は『周庭 Agnes Chow 2019年10月10日付Instagram「我們沒有放棄的本錢,只能繼續反抗。」、2019年8月31日付Instagram「遲來的報平安。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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