【エンタがビタミン♪】“AKB商法”への批判や“NGT問題” 『48グループ選抜総選挙』再開に向けて立ち込める暗雲

TechinsightJapan / 2019年10月20日 14時50分

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AKB48のシングルに参加する選抜メンバーをファン投票により決めようと2009年に始まった『AKB48選抜総選挙』は2018年の『第10回AKB48世界選抜総選挙』まで毎年行われたが、2019年は開催見送りとなった。『AKB48 Official Blog』ではその件について「AKB48グループは、ファンの皆様が心から応援したいと思って頂けるようなグループになれるよう、引き続き日々精進して参りたいと思っております」とコメントしているが、明確な理由は示していない。ただ当時、NGT48メンバーだった山口真帆への暴行事件を巡る運営の不誠実な対応が指摘された“NGT問題”の影響が大きいと思われる。一時活動を自粛していたNGT48は劇場公演を8月18日に再開しているが、果たして2020年の『AKB48選抜総選挙』は実施されるのだろうか。

“NGT問題”については当事者の山口真帆が5月18日にNGT48を卒業。5月25日付で芸能事務所・研音に移籍すると9月17日には初の写真集を発売するなどソロ活動を行っている。

一方でNGT48の運営会社であるAKSは山口真帆を襲った男性2人に損害賠償を求めた訴訟裁判を進めており、加害者の男性が「山口真帆にプレゼントを渡したいと話したところ、自宅マンションの名前と部屋のナンバーを教えてくれた」と証言したことが報道されるなど、山口に焦点があたりAKSの責任追及から視点がずれてきた。

“NGT問題”が霞むなか、NGT48メンバーはバラエティ番組に出演するようになり、さらに11月9日から福岡・博多座で上演が始まる『博多座開場20周年記念 AKB48グループ特別公演 第1部「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」』にNGT48から荻野由佳、清司麗菜、中村歩加、西潟茉莉奈、西村菜那子、本間日陽の出演が決まっている。

そのようにメンバーの活動は増えているが、“NGT問題”は残ったままである。Twitter上でも「NGT48は元に戻りません 原因はいじめ問題 解決もしていない いまだにブラックのまま とっととなくなっちゃえ」、「NGT問題と教師いじめ問題って対応の仕方が同じだね。う~ん。なんだかなぁ~」といった声もあり、ファンの信頼回復だけでなく地元新潟での行政やスポンサーとの協力関係が戻るにはまだ時間がかかりそうだ。

そうした状況で「ファンの皆様が心から応援したいと思って頂けるようなグループ」になったと考えて、『AKB48選抜総選挙』が再開することはあり得るのだろうか。

実はさらに根深い問題として“AKB商法”への批判がある。CDに握手券や選抜総選挙の投票権を付けて販売することを“AKB商法”と呼ぶが、ファン心理で1人が大量なCDを購入するため問題視されてきた。特に投票権になると桁外れな数のCDを購入するファンもおり、ワイドショーなどで取り上げられたこともある。

2017年には、当時NMB48メンバーだった須藤凜々花が『第9回AKB48選抜総選挙』の開票イベントで「結婚宣言」したことを受けて、マツコ・デラックスが2017年6月19日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で「キャバクラ嬢と常連客」の関係にたとえて注目を集めた。

かつて大島優子が、2位に甘んじた『第3回AKB48選抜総選挙』のスピーチで「私にとって票数はみなさんの愛です」と感謝を伝えて話題になった。筋金入りの大島優子ファンはテレビ番組のインタビューを受けて「よく踊らされているって言われますが、踊らされるのもけっこう楽しいものですよ」と答えており、彼らにすればその関係を心から満喫しているようだ。

ただしメンバーとファンのピュアな思いは一致していても、世間のツイートでは「際限なく金銭を取得するために、男性の欲望が永遠に満たされないシステムを作ったのがAKB商法と理解してますが」という声も聞かれる。

今こそ『AKB48選抜総選挙』のあり方を考える時期かもしれない。しかし“AKB商法”への批判や“NGT問題”という壁を乗り越えなければ、『AKB48選抜総選挙』を再開してもマイナスイメージが強まってしまうのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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