【海外発!Breaking News】ライブ配信の検診で乳がん告知 ニュースキャスターが心の葛藤を語る(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2019年11月2日 21時1分
10月は「乳がん啓発月間」として米国でも様々なキャンペーンが行われた。米オクラホマ州オクラホマシティのテレビ局『KFOR Oklahoma’s News 4』の40歳の女性キャスターが昨年10月、より多くの女性たちに乳がん検診を受けてもらおうと自身初のマンモグラフィ検査(乳房専用のレントゲン検査)をFacebookでライブ配信した。しかし軽い気持ちで受けたその検査の結果は意外なものだった。
ニュースキャスターとして活躍するアリー・マイヤーさん(Ali Meyer、41)がマンモグラフィ検査を受けたのは、40歳の誕生日を迎えた6か月後の昨年10月のことだった。自身が担当する番組で乳がんの早期発見・早期治療を啓発する特集を組んだことから、検査の様子はFacebookでライブ配信された。
4人の娘と理解ある夫を持つアリーさんは、当時のことを「仕事も家庭も全てが順調だった。まさに幸せの絶頂にいた」と語っており、後に「この検査が自身の心の平安をかき乱すことになろうとは思ってもいなかった」と明かしている。
動画ではマンモグラフィ検査を笑顔で受けているアリーさんと病院のスタッフが映し出されているが、検査結果を伝えられたアリーさんの表情は一転し、ショック状態で声を震わせながらこう語り始める。
「乳がんの心配なんてこれっぽっちもしていなかった。でも右胸にがん性の石灰化がみられるそうよ。今はまだよくわからないけど、来週にMRIを行うの。詳しい検査結果が出たら、今後の治療プランを立てなきゃね。」
その後アリーさんは、がんが乳管内に留まっている状態で転移のリスクが低く、手術による根治が期待できる「非浸潤性乳がん(DCIS)」と診断された。早期がんとはいえまさかの検査結果に、アリーさんはカメラの前で言葉を絞り出すようにこのように吐露した。
「しこりもないし、乳がんの家族もいないしまさかこんな結果になるなんて。私はまだ40歳だから、医師に遺伝子検査を勧められてね。その結果、遺伝子の突然変異はないと言われたけど、私の心の痛みが消えることはなかったわ。」
「とても辛くてショッキングで、私は打ちのめされてしまったの。全てが崩れ落ちていく、そんな気持ちよ。乳がん検診の啓発が目的だったのに、こんな取材になってしまって。でもこれが結果。」
「DCISの患者の生存率は乳がんの中でも最も高いそうよ。でも医師に右の乳房を切除しなくてはいけないと言われ、言葉を失ったわ。外科医という外科医に同じ質問をしたけれど、みな答えは同じだった。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
HER2陽性Ⅰ期の乳がん、術後の薬物療法は? がん電話相談から
産経ニュース / 2024年4月23日 9時0分
-
乳がんで左乳房全摘を経験した女優の小栗香織さん…手術を勧められても「即答はできませんでした」
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年4月22日 9時26分
-
「なんで私だけ、夫も乳房も子宮も亡くすのか」自死遺族・がんサバイバーが今となって「伝えたいこと」
OTONA SALONE / 2024年4月18日 21時1分
-
わずか3~4年「検診受けなかった」彼に起きた悲劇 40代で死を意識した医師が後輩に遺した「言葉」
東洋経済オンライン / 2024年4月14日 11時20分
-
「ああ、終わったな…」自分の首に検査器を当てて病変発見、がん治療医ががんになってわかったこと
週刊女性PRIME / 2024年4月13日 16時0分
ランキング
-
1米軍がニジェールから撤収へ アフリカの過激派監視拠点 ロシアは軍事顧問派遣、強まる影響力
産経ニュース / 2024年4月25日 17時18分
-
2中国の産業スパイ活動に警戒すべき、独情報機関が国内企業に警告
ロイター / 2024年4月25日 1時5分
-
3[深層NEWS]北朝鮮の弾道ミサイルは「韓国の軍事基地が目標」…小原凡司氏
読売新聞 / 2024年4月25日 0時8分
-
4北朝鮮、岸田首相の真榊奉納を非難
時事通信 / 2024年4月25日 12時9分
-
5ロシア情報機関、国防次官を拘束…業務関連契約で不正な利益を得ようとした疑い
読売新聞 / 2024年4月25日 13時15分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください