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【海外発!Breaking News】ハロウィンのお菓子に“抗精神病薬”が混入 3歳児が食べて入院(豪)

TechinsightJapan / 2019年11月3日 6時50分

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ハロウィンが終わり、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ)」と言って近所を回った子供たちは、たくさんのスイーツに大喜びしていることだろう。しかし豪ビクトリア州の3歳児がもらったお菓子を食べた後に具合が急変し、入院する事態となっていたことが分かった。

豪ビクトリア州メルボルン郊外バッカスマーシュ在住のアビー・ヴァン・ダ・スパイちゃん(Abby Van Der Spuy、3)は10月31日、母親タラさんや3人のきょうだいと一緒に仮装をして近所を回り、ハロウィンの夜を楽しんでいた。

大きなバケツを持って近所のドアをノックし「トリック・オア・トリート」と言ってお菓子を入れてもらうのだが、タラさんは8時頃になって、アビーちゃんの様子がおかしいことに気付いた。

タラさんはその時のことをこう語っている。

「アビーの足取りが遅くなり、みんなに追いつけなくなりました。すると突然咳き込んで『具合が悪い』と言うので、食べていたキャンディを詰まらせてしまったのかと思ったのです。でもその後、『まずいキャンディを食べた』と言って体を震わせ、まるで酔っぱらっているかのようにふらつき始めたのです。」

「アビーが食べたというキャンディを見せてくれたのですが、それはジップロックの袋の中にいくつか入っており、何かの薬のようでした。これはただ事ではないと思って、すぐに救急車を呼んだのです。」

「救急車が到着するまでの間に、アビーは立っていることもできなくなり、意識は朦朧として呼びかけても反応しなくなりました。私はもうアビーが死んでしまうのではないかと思い、パニック状態に陥りました。」

『7news.com.au』によると、アビーちゃんが食べてしまったのは‟セロクエル(クエチアピン)”という劇薬で、統合失調症やうつ病、双極性障害の改善に効果が期待できる抗精神病薬(非定型抗精神病薬)だという。警察は処方薬がなぜアビーちゃんの持ったバケツに紛れてしまったのか調査を開始したが、ほかに被害届は出されていないことから悪意のある犯罪ではないとみているようだ。

サンシャイン病院に搬送されたアビーちゃんはそのまま入院となったが、翌日の午後には退院している。しかしながらタラさんは「もう来年のハロウィンは、近所を回ることはないでしょう。何があるのかわかりませんからね」とうんざりした様子で語った。

なお今回のような事故を予測していたような警告文を、米ウィスコンシン州グラント郡の保安官事務所がハロウィン前に出していた。Facebookに写真付きで投稿されたメッセージには、「カラフルで一見お菓子のようなドラッグ‟メス・キャンディ(覚せい剤の一種であるメタンフェタミン)”が出回っているので、子供たちがもらったお菓子を食べる前にはきちんと中身をチェックして下さい」と綴られている。こんなものを子供たちが口にしたら、それこそ入院だけでは済まないだろう。

画像は『7news.com.au 2019年11月1日付「Melbourne mum’s scare after daughter swallows pill on Halloween in Bacchus Marsh」(Credit: 7NEWS)』『The Sun 2019年10月31日付「CANDY FEARS Cops’ Halloween warning to parents as ‘meth candy’ is handed out to kids in Wisconsin」(Credit: Facebook/Grant County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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