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【海外発!Breaking News】ドレッドヘアのように毛が絡まってしまった猫、新たな飼い主が見つかる(仏)

TechinsightJapan / 2019年12月2日 5時50分

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飼い主にはペットが一生を終えるまで世話をする覚悟でいてもらいたいものだが、このほどフランスで「世話ができなくなったから」と保護施設に連れて来られた3匹の猫がいた。うち1匹は短毛種でありながら、背中の毛が絡まってドレッドへアのような状態だったという。『Connexion France』『La Voix du Nord』などが伝えている。

フランスのフェレルを拠点に犬や猫の保護活動をしている団体「Le Radeau Des Animaux」へ10月24日、3匹の猫が飼い主によって持ち込まれた。飼い主夫婦は「もう世話ができない」という理由で猫を手放したが、3匹の飼育状態は決して良いとは言えなかったようだ。

3匹は肥満気味のうえ、そのうち9歳ほどとみられる2匹はブラッシングされたことがないのか背中の毛が絡まった状態だった。“チャド(Chad)”という名の猫は絡まった毛を取り除くのは容易に見えたが、茶トラの“シャマード(Chamade)”は背中の毛がまるでドレッドヘアのように固まっており、子猫を背負っているかのように見えたという。

驚くことに飼い主夫婦は、悲惨な毛の状態を問題視しておらず放置していたようだ。同施設では新たな飼い主を探す前に、シャマードとチャドの毛を綺麗にカットすることにした。同施設を運営しているドミニク・バコーさん(Dominique Bacot)は、当時のことをこのように振り返っている。

「私達は短毛種でこのような状態になった猫を見たことはありません。大抵は長毛種の猫や犬がなるものですが、珍しいケースでしょう。私達はこの絡まった毛をカットして取り除くのに3時間も費やしました。3匹は十分に世話をされていないことがうかがえ、しかも太っているために体の自由がきかず、自分で毛づくろいもできなかったのです。」

シャマードの毛の塊は無事に取り除かれたが、その重さは1キロほどもあったという。同施設のFacebookにはドレッドヘア状態だったシャマードの写真が投稿され、ユーザーからはこのようなコメントが届いた。

「もう、こうなるとトイレをすることもできなくなっちゃうよ。」
「背中に子猫が乗っているのかと思った。」
「これは酷い。こんな状態になるまで、どんな飼い方をしていたんだ。」

多くの人々が心配していた3匹の猫だが、先月23日にFacebookで「シャマードとチャドに新しい飼い主が見つかった」と報告があった。残る1匹については里親探しが続けられているという。

画像は『La Voix du Nord 2019年11月28日付「Un chat breton avec plus d’un kilo de dreadlocks adopté dans un refuge」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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