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【海外発!Breaking News】「俺は新型コロナウイルスに感染している」と店員に近づいて咳をした男、テロ容疑で起訴(米)

TechinsightJapan / 2020年3月27日 6時50分

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新型コロナウイルス感染を知りながら「ウイルスをばらまく」と飲食店を訪れた愛知県蒲郡市の50代の男性が死亡したニュースが伝えられたが、米ニュージャージー州でもスーパーの店員に近づいて故意に咳をし「俺は新型コロナウイルスに感染している」と食ってかかった迷惑男が、テロ容疑で逮捕された。『New York Post』などが報じている。

事件が起きたのは今月22日午後6時半ごろで、ニュージャージー州モンマス郡マナラパンにあるスーパーマーケットチェーン「ウェグマンズ(Wegmans)」の総菜売り場だった。同州フリーホールドに住む50歳のジョージ・ファルコン(George Falcone)はむき出しで陳列されていた総菜カウンターの前に現れると、すぐそばで働く女性スタッフに近づいた。

女性スタッフは総菜にカバーを掛けるところだったが、男が至近距離に立っていることを不快に思い、少し下がるようにお願いした。するとジョージは女性にさらに近づいて前かがみになり、故意に咳をしてほくそ笑むと、こうまくし立てた。

「俺は新型コロナウイルスに感染しているんだ。」

また他の2人のスタッフには「仕事があってラッキーだよな」と言い放った。

ジョージは店内にいた警察官に呼び止められたものの、運転免許証の提示を拒否、約40分間にわたり自分の名前さえ明かさなかったようだ。しかしその後の調査により24日、ハラスメントのほか公務執行妨害、テロの脅威を与えた(第3級テロ容疑)として召喚状が発行され、裁判所への出頭を求められた。

ジョージは「誰にも咳をかけていないし、新型コロナウイルスについての話などした覚えもない」と容疑を否定しているが、有罪が確定すればテロ容疑だけでも3~5年の懲役となり、15000ドル(約164万円)の罰金が科せられることになる。

この事件を受け、モンマス郡検察官のクリストファー・グラミチョーニ氏は「新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)の時に人々を恐怖に晒し、パニックに陥れるなどもってのほかである。今はコミュニティが協力しあう時で、社会を分断させる時ではない。憎しみや偏見を助長する行為に対しては厳しく対処していく」と述べている。

ちなみに今月6日には、タイ国際航空の旅客機内で、中国人女性が客室乗務員に向けて故意に咳をしたことで大騒ぎになった。女性は新型コロナウイルスの検査などで、空港に到着後の機内での待機時間が長くなったことに苛立っていたという。

画像は『New York Post 2020年3月24日付「New Jersey man charged after coughing on Wegmans worker, saying he has coronavirus」(New Jersey OAG)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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