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【海外発!Breaking News】「これは戦争、国の危機。一体となって闘おう」と語る米NY州知事に「彼こそ大統領にふさわしい」の声

TechinsightJapan / 2020年3月31日 16時2分

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米ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)は30日に記者会見を行い、新型コロナウイルスによる州内の死者が1200人を超え、感染者が米国内で最悪となっていることを発表した。この事態を受けてクオモ知事は「このウイルスは人を差別せず襲ってくる。青(民主党)と赤(共和党)は関係ない。大切なのは赤、白、青だ(アメリカ)だ。これは国の危機。戦争だ。我々みんなが一体となって乗り切らなくてはならない」と述べるなど、実にわかりやすく現状を説明。「彼こそ大統領にふさわしい」という声があがっている。

30日に行われた記者会見で、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、新型コロナウイルスによる州内の死者数が24時間で253人増えて1218人を記録し、州の感染者は累計で66500人になったことを発表した。この会見の中で知事は「国全体が一体となってこの国家の危機に備えなければならない」と強調し、次のように述べた。

「このウイルスに免疫があるものは誰一人としていない。カンザス州に住んでいようが、テキサスに住んでいようが関係ないのだ。ニューヨーク州は“炭鉱のカナリア(危険が迫っていることを知らせてくれる前兆)”と一緒だ。今ここで起きていることは、国全体の警告として受け止めなければならない…。このウイルスで我々はたくさんの人を失い(loss)、たくさんの痛み(pain)を感じ、たくさんの涙(tear)を流し、たくさんの悲しみ(grief)に暮れているのだ。」

そして市民には「人々は自分の責任を果たさなければならない。自宅待機に従って欲しい」と外出禁止令に従うよう要請すると、医師や看護師など最前線で働く人を“兵士”にたとえて、このように続けた。

「これは医療制度との闘いだ。そして前線で闘っている医師や看護師らは我々の兵士だ。我々は兵士をサポートしなくてはならない。国内の医療従事者にお願いする。あなたのコミュニティに危機が迫っていないなら、ニューヨークまで我々を助けに来てほしい。12時間シフトで闘っている医師や看護師らを助けてあげてくれ。我々は必ず恩返しをする。今、一番つらいのはニューヨークだ。でも明日はデトロイトかもしれないし、ニューオーリンズかもしれない。今は助け合う時だ。」

また医療関係の防護服、人工呼吸器、マスクなどの不足をあげ「現在全力で対応しているが、品不足で価格があがっている。この闘いに勝つためには今からできるだけ準備しなければならない。ウイルスは、闘いが始まった初日から我々の先を行っている。まだピークに達していないにもかかわらずだ。感染のスピードに追いつかない。この問題は今だけをみていたら闘えない。2週間、3週間、4週間先をみて闘わなくてはダメなんだ」と危機が迫っていなくても万全の体制を整えることが必要だとし、最後にこう締めくくった。

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