【海外発!Breaking News】ロックダウン中の子供達に笑顔を NZ発の窓辺にぬいぐるみを置く「テディベア・ハント」が世界に広がる

TechinsightJapan / 2020年4月3日 21時3分

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世界中でロックダウン(都市封鎖)が行われ自宅待機令が出ている中、ニュージーランドでは散歩に出た子供達に笑顔を与える小さな試みが行われている。子供達が家族と近所を散歩した際、民家の窓辺に飾ったクマのぬいぐるみを見つける「テディベア・ハント」だ。ニュージーランドで始まったこの試みは、SNSを通じて世界中に広がりつつあるようだ。

窓辺に置いたテディベアを見つけるというアイデアは、1989年に英国人の絵本作家マイケル・ローゼン氏によって書かれた有名な絵本『We’re Going on a Bear Hunt(きょうはみんなでクマ狩りだ)』から着想を得たものである。家族5人と犬1匹でピクニックに出かけ、冒険気分を盛り上げるため『クマ狩り』の歌を口ずさみながら野山に分け入ると、思いがけず本物のクマと遭遇してしまうというストーリーだ。

このアイデアを発想したアネレー・スコットさん(Annelee Scott)はFacebookグループを開設し、写真を共有するなどして多くの人に「テディベア・ハント」への参加を呼びかけた。現在は1万6千人以上がメンバー登録している。

「ほとんどの方は『We’re Going on a Bear Hunt』のストーリーをご存じだと思います。もし実際に子供達とベアハント(クマ狩り)に連れて行けたら、素敵だと思いませんか?」
「参加してもらえるなら、皆さんには窓辺にクマのぬいぐるみを置いてもらうだけで良いのです。散歩している人達に見える場所に置いて頂くだけです。もしぬいぐるみがなければ、絵を描いて飾るだけでも結構ですよ。」

この呼びかけに多くの人が賛同し、現在ニュージーランドでは数万件ものファミリーが「テディベア・ハント」に参加している。ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相も、自宅待機しているウェリントンの首相官邸の窓にクマのぬいぐるみを置いて参加したという。そんなテディベア・ハントはニュージーランドだけではなく、今や米国や英国、インドネシアやフィンランドまでにも広がっている。

ニュージーランドの都市オークランドで家族と自宅待機中の女子大生は玄関前にぬいぐるみを置き、毎日ピクニックや魚釣りなどの違った場面を母親と一緒に作りだしているという。

「魚釣りは父親の一番の趣味なの。アイデアを考えるのは、大学の勉強を終えた後の良い時間つぶしになるわ。母は玄関先から近所の人達と話すのを楽しんでいるし。」

クマのぬいぐるみが手元にない人達は、クマの絵を描いて窓辺に飾ったり、トイ・ストーリーやシュレックなど子供が好きなキャラクターの人形を飾るなど様々なアイデアで子供達を楽しませているようだ。

ちなみに絵本『We’re Going on a Bear Hunt』の作者マイケル・ローゼン氏は、現在インフルエンザに似た深刻な症状が出たため病院の集中治療室で治療中とのことだ。新型コロナウイルスとの関連かあるかどうかは確認されていないが、Twitterでは「#GetWellSoonMichael」がトレンドとなり多くの人々が励ましの言葉を送った。これに対してマイケル氏の妻エマ・ルイーズさんは自身のTwitterでファンに感謝を述べ、現在は食事ができるほど回復したことを伝えている。

画像は『Cedar Mill & Bethany Libraries 2020年4月2日付Instagram「Have you joined the #BearHunt yet?」』『The Guardian 2020年3月31日付「‘Bear hunt’ helps banish coronavirus boredom for New Zealand children」(Photograph: Jiavra Cohen)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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