【海外発!Breaking News】最前線で働く男性医師が1歳息子と“ガラス越しの再会” 投稿した妻の切実な思い(米)
TechinsightJapan / 2020年4月8日 6時50分
新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、アメリカでの感染者数は日本時間8日午前1時過ぎの時点で37万8千人を超え、医療現場では人手や防護服の不足といった緊急事態が続いている。医療従事者の中には感染リスクを考慮して家族と離れ離れに暮らす者も増えており、家族も多くの犠牲を強いられているのが現状のようだ。そんななか、最前線で働く研修医の家族がSNSに投稿した1枚の写真が注目されている。そこに写っていたのは、医師としてでなく父親として息子に接する男性の姿だった。
米アーカンソー州の病院で研修医として働くジャレド・バークスさん(Jared Burks)は、数週間前から妻アリッサさん(Alyssa)と1歳の息子ジーク君(Zeke)と離れて暮らしている。新型コロナウイルスへの感染リスクを最小限に抑えるためで、ジャレドさんは自宅に留まり、アリッサさんはジーク君と共に車で1時間ほど離れた両親の家で過ごしているのだ。
最前線で働くジャレドさんだが、やはり家族は恋しいのだろう。時間ができると車を走らせて妻や息子に会いに行くのだという。長居はできず、対面はガラス越しでしか叶わないが、ジャレドさんにとっては唯一の安らぎのひとときであるに違いない。
そんなジャレドさんとジーク君が、ガラス越しで再会する様子を捉えた1枚の写真がSNSで拡散している。写真はアリッサさんが撮影したもので、ジャレドさんの大きな手とジーク君の小さな手がガラス越しに重なり合っており、ジャレドさんはジーク君を見つめている。息子を抱きしめたくてもできないジャレドさんの表情は切なさで溢れており、アリッサさんはこの写真に次のような言葉を添えていた。
「今日、やっと夫に会えたの! 彼が仕事に戻った時、私はまるで赤ちゃんのように泣くしかなかった。彼がいなくて寂しくて仕方ないけど、今できることをするしかないわ。悪いことばかりじゃない。そう思ってこれを乗り切るしかないの。」
さらにアリッサさんは『FOX 10 Phoenix』のインタビューに応じ、こう語っている。
「一番つらいのは、いつ家族が一緒に、安全に暮らすことができるようになるのか分からないこと。でも私たちのように家族がバラバラになった人たちには『あなたは一人じゃない』とメッセージを送りたい。『みんなで一緒にこの危機を乗り切りましょう』って伝えたい。そしてこのウイルスの拡散を抑えるために、医療従事者やその家族が多くのことを犠牲にしていることを知ってもらいたいの。」
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