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【海外発!Breaking News】15歳少年が3Dプリンターで防護マスクを手作り 病院から「もっと作って」とリクエスト(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年4月8日 21時30分

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英ミルトンキーンズに住む15歳の少年が、自宅の3Dプリンターで防護マスクを手作りした。NHS(国民保健サービス)の最前線で働く医療スタッフに寄付したところ大好評となり、もっと作って欲しいとのリクエストが出ているという。『Metro』などが報じた。

新型コロナ感染拡大防止策で学校閉鎖となり自宅待機しているルドラ・ナカデ君は、自宅にある3Dプリンターを使ってプラスチックの防護マスクを製作した。ヘッドバンドに透明プラスチックで顔を覆う、サンバイザーのようなフェイスシールドの防護具だ。

一般開業医の息子であるルドラ君は、防護具不足のため医療従事者は新型コロナの感染患者を防護具なしで対応していると耳にしていた。そこで自分の3Dプリンターを役立たせればと思い、ウイルスを防御するフェイスシールドを作り始めたそうだ。製作したマスクをすべて病院に寄付したところ、医療スタッフは彼の行いに大変感謝し、さらなる寄付を期待するとの要望があった。

そんな医療現場からのリクエストに応じ、ルドラ君はさらに多くの防護マスクを作ることを決意した。製作には材料費がかかるため、クラウドファンディングを通じて寄付金を集めることにしたのである。この呼びかけに多くの人々が賛同し、3日間で3000ポンド(約40万円)を超える募金が集まったほか、2台の3Dプリンターも寄付された。

ルドラ君はクラウドファンディングに設置したページで、このように伝えている。

「マスクを量産するには、プリント用材料や消毒剤、梱包材などの費用が必要です。皆さんからの募金がなかったら、医療スタッフが防護具を必要とするときに寄付することができないのです。」
「新型コロナから国民を救うため、命の危険を晒しながらも絶え間なく働く医療スタッフを助けてもらいたいと切に願います。寄付金は正義をサポートするために使われます。」

3月24日には、緩和医療を行うジェームズ・コクソン医師によって防護マスクをボランティア製作する「3DCrowd UK」が設立された。クラウドファンディングで寄付金を集め、英国内で3Dプリンターを持つ人達に防護マスクの製作を呼びかけるプロジェクトだ。

「我々は国内で3Dプリンターを持つすべての人達に、プロジェクトに参加して医療関係者のためにマスクを作ってもらうようにと呼びかけています。」

ボランティアに登録すると、防護マスクのヘッドバンド部分の作り方の説明書が送られる。製作したヘッドバンドを包装して本部に郵送すると、その場でプラスチックフィルムを付けてマスクを組み立てるという仕組みだ。4月5日時点で、4800人以上のボランティアが参加している。



画像は『Metro 2020年4月7日付「Boy, 15, creates masks with 3D printer so effective NHS staff ask for more」(Picture: Gofundme/Rudra Nakade)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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