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【エンタがビタミン♪】吉川晃司「横顔や後ろ姿で演じる」デビュー36年の貫禄 新キャストにどんぐりら個性派が勢揃い

TechinsightJapan / 2020年5月24日 16時20分

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ロック歌手で俳優の吉川晃司が『探偵・由利麟太郎』で地上波連ドラ初主演を務める。「唯一無二の存在」と制作陣の期待も高い吉川。デビュー36年の吉川が志尊淳とコンビを組み、新たに発表された個性派俳優らと深い爪痕を残す。

高校時時代、水球選手として日本代表に選ばれるもロックの世界にのめり込んだ吉川晃司。自ら「広島にスゴい奴がいる」と手紙を出し、芸能界入り。身長182cmの水球で鍛えあげた体、肩パット入りのピンクのスーツに黒のサングラス姿は見る者を釘づけにした。

当時、破天荒だった吉川は数々の武勇伝があり、NHK紅白歌合戦でギターに火をつけたパフォーマンスは有名である。歌手・俳優として新人賞を独占し、三池崇史監督の映画『漂流街 THE HAZARD CITY』(2000年)では「存在感が凄すぎて気軽な役には使えない」と俳優としても一目おかれるようになる。

NHK大河ドラマ『天地人』(2009年)、『八重の桜』(2013年)、そして財前部長役が記憶に新しい『下町ロケット』(TBS系)など多数のドラマで独特な存在感を見せてきた吉川だが、今回地上波の連ドラは初主演となる。その『探偵・由利麟太郎』(カンテレ・フジテレビ系)は「犬神家の一族」や「八つ墓村」でお馴染み金田一耕助シリーズで知られるミステリー作家・横溝正史の作品だ。“おどろおどろしい、奇怪な殺人事件”が描かれるホラーミステリーを名探偵が謎解いていく。



吉川演じる由利麟太郎は、元警視庁捜査一課長という経歴を持つ白髪の名探偵だ。「心の奥底に深い孤独を抱えながら、人生をさすらっている男」「セリフよりも、横顔や後ろ姿で、彼の生きざまを醸せればと思いながら演じました」と語る吉川は、俳優にとどまらず人間としての厚みや深み、渋さが増した演技を魅せてくれるのだろう。

冷静沈着静、洞察力と論理的思考は天才的である由利を敬愛し、ミステリー作家志望の助手で由利の相棒・三津木俊助を演じる志尊淳は、吉川を「一人の人間としても、なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた」という。

吉川を「僕たちの永遠のアニキ」と慕い、映画監督やシュールなイラストを描く多才な田辺誠一は、由利の大学時代の同期で「たい焼き」を片手に殺人現場に顔を出す“ちょっと抜けている”愛され警部を演じる。



映画『カメラを止めるな!』で一躍有名となったどんぐりは、由利の大家でかわいらしい骨董品屋の恋するおばちゃんを演じる。「ミステリーなのに…アレ? なんか変なんがいるぞ?」という役どころである。



各話に出演するゲストには新川優愛、浅利陽介、高岡早紀、大鶴義丹、鈴木一真、佐野岳、板尾創路ら個性的な演技派が脇を固める。登場人物すべてが全員犯人? 一癖も二癖もある俳優たちが横溝のミステリアスな世界で怪奇な謎をさらに深めていく。



既に全話撮影が終了しているという本作。京都を舞台に吉川晃司×志尊淳の新たな名コンビが “横溝正史ミステリー”往年のファンをどう唸らせるのか? デビュー36年、走り続ける「永遠のアニキ」吉川晃司の新たな挑戦に期待が高まる。
(TechinsightJapan編集部 斉藤智子)

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