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【海外発!Breaking News】手作り石鹸で顔に熱傷 24歳女性が視力を失う(米)

TechinsightJapan / 2020年6月30日 21時0分

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苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は直接触れると熱傷したり、ほんの1滴でも目に入ると失明の恐れがある劇物として知られている。このたび米ワシントン州に住むスペイン出身の24歳の女性が、自宅で石鹸を作っている最中に苛性ソーダを顔に浴びて重傷を負った。

米ワシントン州シアトルで2年前から夫と2人で暮らしているマルタ・ブストスさん(Marta Bustos、24)は6月11日、自宅で石鹸を作っていて苛性ソーダを顔に浴び、角膜に重度の熱傷を負った。

地元の小さな病院に搬送されたマルタさんはその後、シアトルのハーバービュー・メディカル・センターに転送されて治療を受けたが、角膜だけでなく瞼にも熱傷を負っており、目を開けることができない状態だった。また熱傷は口や鼻の中にも及び、入院直後は激しい痛みとショックで泣いてばかりいたという。



しかし入院中に4度の手術を受け、少しずつ落ち着きを取り戻したマルタさんは、事故から10日後の6月21日に退院。そしてその2日後には医師から初めて「角膜移植をすれば再び目が見えるようになるかもしれない」と告げられた。

マルタさんは日本時間の6月27日、夫のデイビッドさんとの写真をInstagramに投稿すると、次のように綴った。

「事故当初は相当落ち込んだし、つらかった。でもこうして生きていることは幸運だし、顔の熱傷は医師も驚くほど順調に回復しているの。私の目は光を感じることはできるけど、視力は戻っていないわ。自分の顔を見ることができないから、デイビッドに熱傷の状態を説明してもらったの。私を支えてくれる彼には本当に感謝しているわ。」

「この事故を機会にタバコやお酒もやめてみたの。今まで普通にできていたことができなくなって、健康であることがいかに幸せなことなのかを考えさせられたのよ。嬉しいことと言えば、口の中の熱傷がほぼ完治したことかしら。鼻の回復にはまだ時間がかかるし、視力がどこまで戻るかもわからない。でも前向きに生きることこそ、今の私に必要なことだと信じているの。」



『7NEWS.com.au』によると、マルタさんは保険に加入しておらず、スペインのバルセロナ県テラサ在住の母アナ・ゴンゴラさん(Anna Gongora)がクラウドファンディングサイト「GoFundMe」を開設した。そしてマルタさんも入院中にInstagramに動画を投稿し、「アメリカでは救急車での搬送が約16万円(1500ドル)~21万円(2000ドル)、入院1泊で約43万円(4000ドル)もかかる。今後も数回手術が必要になる」と訴えて寄付を呼びかけた。

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