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【海外発!Breaking News】潤滑油でポテトを揚げようとした74歳女性が死亡 認知症が原因か(英)

TechinsightJapan / 2020年7月14日 5時45分

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英ダービーシャー州リプリーで今年3月、フライドポテトを揚げようとクッキングオイルの代わりに潤滑油を使用した74歳の女性が、煙の吸引が原因で死亡した。最近になってダービーシャーの裁判所からリモートで行われた死因審問で、事故当日の様子などが明らかにされた。

亡くなったのは元機械工のキャロル・オールドフィールドさん(Carol Oldfield、74)で、3月6日午後7時過ぎに「家の中に白い煙が充満している。出口がわからないので助けて欲しい」と地元の消防署に通報した。

検死官補助のエマ・セラノさん(Emma Serrano)は、審問で「現場には消防車3台のほか、救急車と警察車両が駆けつけ、キャロルさんを2階で待機させて1階の部屋の換気を行いました。救出されたキャロルさんには目立った怪我はなく軽傷とみられていましたが、事故から12日後に搬送先のロイヤル・ダービー病院で死亡が確認されています」と明かした。

またキャロルさんの担当医マルコ・ジョヴァネッリ氏(Marco Giovannelli)は、事故当日の様子などについて次のように語った。

「3月6日の午後5時頃、キャロルさんはフライドポテトを作ろうと、台所でクッキングオイルの代わりに“3-In-One”という日曜大工などに使用される潤滑油を鍋に入れ、電気コンロをオンにしました。しかしその後、居間で2時間ほど眠りに落ちてしまったのです。キャロルさんが目覚めた時には家の中に煙が充満しており、通報後に消防隊に助け出されましたが、すでにかなりの煙を吸引していたようです。」

「入院当初、キャロルさんは喉の痛みを訴えており軽い咳の症状が見られましたが、容態が徐々に悪化したため16日にターミナルケアに移動すると、その2日後に息を引き取りました。」

なお『Derbyshire Live』は「検死によりキャロルさんが軽い認知症を患っていたことが判明した。死因は肺炎と煙の吸引である」との結論に至ったことを伝えており、自殺や事件性は全くないとしている。

ちなみに認知症が絡んでいると思われる事故は頻繁に起きており、昨年1月にはアメリカで86歳の妻が89歳の夫を杖で殴り殺害している。また2017年にはイギリスで認知症の88歳の妻を介護していた89歳の夫が認知症となり、妻の首を絞めて殺害し有罪判決が下された。

画像は『LADbible 2020年7月5日付「Woman Dies After Accidentally Using Wrong Type Of Oil To Cook Chips」(Credit: Storyblocks)』『7NEWS.com.au 2020年7月6日付「Woman dies from smoke poisoning after cooking chips with lubricant」(Credit: Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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