【海外発!Breaking News】それでも世界は繋がっている 豪シドニーから羽田空港へ帰国レポート

TechinsightJapan / 2020年8月31日 15時45分

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依然諸外国との往来の扉を閉ざし、鎖国時代に戻ったかのような日本。しかしそんな状況でも、様々な事情のもと海外へ出国する人々、また日本に帰国する人々はいます。今回は筆者自身が豪シドニーから羽田空港へ帰国することとなったため、現時点における日本帰国までの詳細をレポートします。

現在オーストラリアから日本への飛行機はシドニー発の便のみで、月曜日・木曜日・土曜日の週3日運行となっています(2020年8月27日現在)。筆者は7月30日に8月24日の月曜日午後8時55分シドニー発の航空券をANAの公式ウェブサイトより購入しました。

8月24日にシドニーのキングスフォード・スミス空港(シドニー国際空港)に到着すると人影は少なく、空港スタッフと思わしき人と時々すれ違う程度でした。この日の夜の便は羽田空港行きとカタールのドーハ空港行きの2便のみであったために、チェックインカウンターも2つしか開いていませんでした。



チェックインカウンターの近くには警察官が2名待機していましたが特に何も聞かれることなく、通常通りパスポートを提示して荷物を預け入れるだけだったのでかかった時間は5分ほどでした。



続いての出国検査も人が少なかったため数分で終わりました。人が少ない割にスタッフは多くいた印象で、余裕があったのか鼻歌を歌いながら私のパスポートをチェックしており、笑顔でパスポートを返してもらい1分もかからずに終了。



その後の保安検査も列に並ぶことなくスムーズに進み、こちらのスタッフも余裕があったのか、ジップロックに入れた液体類を見せただけで「完璧だ! いいね!」とテンション高めの対応を受け、数分で完了しました。

コロナ禍での出国だったため色々と聞かれるのではないかと緊張していましたが、シドニー空港のスタッフは終始穏やかに対応してくれて安心できました。

保安検査を終えて搭乗ゲートに向かう途中にはたくさんのブランドショップが並び、本来なら免税ショッピングを楽しむところですが、現在はほとんどの店が閉まっていました。夜に訪れたので時間が遅かったせいなのかとも思いましたが、よく見るとほとんどの店には商品が並んでおらず、しばらく店を開けていない様子が分かりました。



搭乗時刻まで静かなロビーで過ごし、離陸30分前に搭乗開始のアナウンスが入りました。機内ではソーシャルディスタンスを保つために1席開けて座る形が取られており、3列シートの両端に座っている方の姿もありましたが多くの人は3列シートに1人で座っていました。

離陸後しばらくすると携帯品・別送品申告書とともに、健康チェックや自主隔離先の質問票など機内で記入する用紙が3枚、到着後の検疫検査の流れや厚生労働省からの通知2枚が配られました。



フライトは順調に進み、8月25日午前5時10分に羽田空港の第3ターミナルに到着。機内アナウンスにてスタッフの指示があるまでは頭上の荷物を取らず、座席に座ったまま待機します。

10分後に再びアナウンスが入り飛行機を降りるために出口へ。飛行機を降りると検疫の概要説明が行われる部屋に案内されました。検疫は概要説明を含めて4ステップそれぞれ4部屋に分かれることなどの説明を数分受けた後、前に座った人から順番に次の部屋へ移動します。

筆者は中間あたりの席に座っていたため、5時50分に次の部屋に案内されました。部屋の中には体温を計測するサーモグラフィカメラが設置されており、体温の確認も行われていました。

機内で配布された書類の記入の有無を確認された後、新型コロナウイルスの検査のために唾液の採取を行います。唾液を入れるチューブ型の容器と小さなろう斗を渡され、個別ブースの中で唾液を採取します。ブース内には口腔内を刺激する旨の文面の他に梅干しやレモンの画像が貼られており、唾液の分泌を促す工夫がされていました。

6時5分、採取した検体をスタッフに渡し3つ目の部屋へ移動。こちらでは記入した質問票を元に自主隔離先と移動方法を詳細に確認されました。筆者はあらかじめ自主隔離の部屋とハイヤーを手配していたので数分で終了。またこちらでは、自主隔離の期間の確認や行動制限などの注意点の説明も受けました。

その後、4つ目の部屋に移動し検査結果を待ちます。待機場所では割り当てられた番号がアナウンスされるまで座って待機しました。電源やトイレはありましたが自動販売機はないため事前に飲み物の有無を聞かれ、必要な人は購入してからの待機となるようです。

7時10分、筆者の番号がアナウンスされ専用窓口まで行き、無事に陰性結果を受け取ることができました。陰性の結果とともにA6サイズのピンク色の用紙を受け取りました。これが空港内での移動を許可された証になるので、後の入国審査の際など係員に提示を求められた場合に提示できるように大切に保管します。

そして最後にもう一度自主隔離場所の確認と移動方法の確認を念入りに受けます。確認終了後、入国審査と検疫を経て7時30分に入国完了となりました。

他の人の体験談によると到着から入国まで最長で4時間以上かかることもあると聞いており、長時間の空港待機を覚悟していましたが、結果としては到着してから2時間半ほどで入国できました。筆者の後にも検査を待っている人は多数いたのでさらに時間がかかる人もいると思います。

羽田空港内は待機場所に消毒液が複数個所置かれていたり、ソーシャルディスタンスを保つため座る場所に目印を付けるなど感染対策はしっかりと行われていました。

入国後の自主隔離について監視体制は無いものの、公共交通機関を使わないで自主隔離先まで行く手段の有無や自主隔離先の住所など二重にチェック、さらに2週間の自主隔離中も電話やLINEなどで健康状態の確認を行うとの説明も受けており、丁寧に対応している印象を受けました。

以上、筆者が体験したシドニーから日本への帰国レポートでした。
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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