1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】「あなたがくれた命を返すよ」14歳中学生が飛び降り自殺、叱りつけた母親への腹いせか(中国)

TechinsightJapan / 2020年10月8日 5時45分

写真

中国では若者による自殺者の増加が問題視されているが、親がわが子の教育にかける情熱が凄まじく、そのプレッシャーで自ら命を絶つケースも多いようだ。このほど中学生が学校の構内で母親に叱られた直後に飛び降り自殺してしまった。地元メディアでは「母親のへの仕返しだったのでは?」と報じている。『RedChili21 MY』『中國報』などが伝えた。

さる9月17日、中国武漢市にある中学校に通う14歳少年が、学校で母親に叱られた直後に5階から飛び降りて自ら命を絶ってしまった。

少年は当時、学校で同級生と一緒にポーカーゲームをしていたところを教師に見つかり、罰として廊下に立たされていた。そこへ連絡を受けた少年の母親が現れ、息子の目の前に立ちはだかると他の生徒が見ている前で平手打ちした。

その後も怒りが収まらない母親は激しく叱りつけながら再び平手打ちし、息子の胸元を掴んで壁に押さえつけた。少年は抵抗することもなく黙って母親に押さえつけられたままでいたが、見かねた教師が母親をなだめて連れ出した。

廊下に残された少年は少しうつむき加減で何かを考えている様子だったが、数分後にいきなり廊下の窓から身を投じてしまった。廊下には他の生徒もいたが、突然の出来事で救う術がなかったようだ。少年はすぐ病院に搬送されたが、その日の夜に息を引き取ってしまった。

この少年について、中国のネチズンからは「最近の子はストレスに弱すぎる」「親のことも考えず自殺するなんて身勝手だ」との声があがった。しかし中には、母親に対して「学友の前で子供を殴っちゃいけない」「そこに彼が好きな女の子がいたらどうするんだ」と非難する声も見受けられた。

地元中国メディアでは少年が母親に対する復讐として自殺したのではないかと報じており、中国のQ&Aサイト『知乎』で10代の子供達が自殺する理由を述べた小説家の朱炫氏の回答を引用している。同氏は次のように回答していた。

「一部の子供達は自分が自殺したら、親を傷つけることができるだろうと考えています。彼らは自分の命を絶つことで親に仕返ししたいと思ったのではないでしょうか。彼らの捨てゼリフとしては『あなたがくれた命、返してやるよ』といったところでしょうか。」

『中國報』でも同氏の言葉を引用し、少年が飛び降りる直前に「母さんがくれた命、返してやるよ」と思い、復讐のために自殺したのではないかと伝えている。

また同氏によると、中国では多くの親がわが子を所有物として扱う傾向があり、親は「私達のもとに生まれたんだから、あなたの人生は私達のもの」と教えるという。

昨今の中国では毎年約500人もの小・中学生が自殺していることが明らかになっているが、両親からの過大な期待に対して押しつぶされそうになり死を選ぶケースも少なくないようだ。

画像は『RedChili21 MY 2020年9月23日付「Schoolboy Slapped by Mother Jumps From 5th Floor “I’m Returning the Life You Give me To You”」(Credit: China Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください