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【海外発!Breaking News】深夜の火災に気付いたオウム 寝ていた飼い主の名前を何度も叫んで起こし、火事から救う(豪)

TechinsightJapan / 2020年11月5日 10時53分

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オーストラリアの住宅地で民家が全焼するという火災が発生した。この事態にいち早く気付いたのが、住民が飼っていた1羽のオウム。寝ていた飼い主の名前を火災報知器が鳴る前に何度も叫び、火事を知らせたという。『ABC News』『BBC News』などが伝えている。

豪クイーンズランド州ブリスベンのカンガルー・ポイントで今月3日、住宅火災が発生した。通報を受けた消防隊が午前2時過ぎに現場に到着すると、家は大きな炎に包まれていたという。

大きな火災になってしまったのにもかかわらず、住んでいたアントン・グェンさん(Anton Nguyen)は無傷で自宅の外に避難していた。この奇跡的な脱出は、アントンさんが飼っていた“エリック(Eric)”という名前の1羽のオウムのおかげだった。

アントンさんは当時のことを「寝室で寝ていると『バン!』という音がして、エリックが騒ぎ始めました。起き上がってみると、少し煙の臭いを感じました。エリックを手に乗せドアを開けて家の裏を確認すると、炎が上がっているのが見えたのです。急いでかばんを持ち、階段を駆け下りて家の外に出ました」と明かしている。

エリックは火災報知器が鳴り出す前から「アントン! アントン!」と何度も叫び始めたため、アントンさんは早い段階で火災に気付き素早く脱出することができたのだった。



徐々に炎は家を丸ごと包んでしまうほど大きくなった。消防隊員らが1時間以上かけて火を消し止め、火は隣家に燃え移ることなくアントンさんが住んでいた家だけで済んだという。

駆けつけた救急隊はアントンさんにケガが無いか確認すると、無傷だったことが判明した。アントンさんは「家が燃えてしまったのはショックですが、私とエリックがいれば大丈夫です」とコメントしている。

なお今回の火災の原因については調査中とのことだ。

画像は『ABC News 2020年11月4日付「Parrot saves owner from Brisbane house fire by raising alarm before smoke detectors」(ABC News: Stuart Bryce)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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