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【海外発!Breaking News】2本の脊柱と頭に3本目の手を持って生まれた女性「障がいに屈することはしたくない」(米)

TechinsightJapan / 2021年1月13日 5時0分

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様々な障がいを持って生まれ、「1年以上生きることはないだろう」と医師に言われながら37歳を迎えた女性が『Born Different』などのインタビューに応じた。彼女が障がいに屈せず、前向きに生きる姿には「輝きを失わないで」「インスパイアされた」という声が多数あがっている。

米カリフォルニア州サンフランシスコ在住の自称コメディアン、ケリー・リンチさん(Kelly Lynch、37)は眼球が一つしかなく、2本の脊柱を持ち、頭に3本目の手が付いたまま誕生した。ケリーさんは2人で一つの身体を共有する結合双生児だったが、双胎の片割れが子宮の中で上手く育つことができなかったのだ。

誕生後、医師は機能していなかった3本目の手を切除したものの、ケリーさんは成長するにつれて脊柱後側弯症に苦しむようになった。そのためケリーさんの身長は117センチしかなく、湾曲した背中により肺のスペースが狭くなった結果、呼吸にも影響が出るようになった。



ケリーさんは「私は友達と羽目を外したり、コンサートに行ったり、アート作品を鑑賞することが好き。でも『肺動脈性肺高血圧症(PAH)』を患うようになって、外出がめっきり減ったわね。動悸や息切れが酷くて、24時間の酸素吸入が欠かせなくなってしまったの。ただいつでも外出できるように、携帯用の吸入器を持っているのよ」と語り、最近になって心臓から肺へ血液を送る血管(肺動脈)の血圧が高くなるPAHを発症したことを明かした。

ケリーさんはPAHについて「つらかったわ。両親は私に何と言っていいかわからなかったと思う。PAHは難病で、進行すると命にかかわるからね」と述べるも、「どんな病気を持っていても、自分らしく生きることが大切だと思うの。一人ひとり、みんな違うわけだし、私は自分のことを生意気で、面白くて、美しいと思ってる。だから病気に屈することはしたくない」と宣言している。

そんなケリーさんの心の支えとなっているのが1年前から始めたというTikTokで、現在フォロワーは4万人だ。ケリーさんはInstagramのアカウントも開設しており、SNSについて「面白い動画を投稿するのはもちろん、自分の障がいを理解してもらうためには最適のツールよ。フォロワーが増えるのがとても楽しみなの。私の元気の源になっているのよ」と語っている。

現在37歳のケリーさんは「両親は医師から『この子は1年以上生きることはないだろう』と言われたそうよ。でも私は37歳。私の背中の湾曲は酷くなり、長時間歩くのはつらいわ。それに片方の目は義眼だし、健康に問題があるのも分かっている。でもだからといって人に寿命を突きつけるというのはフェアじゃないと思う。だってあなたはその人の身体にも精神にも入り込めないわけでしょう」と語ると、障がいに対する思いをこのように吐露した。

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