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【海外発!Breaking News】こっそりと「助けがいる?」とメモを見せた店員 両親に虐待された11歳男児を救う(米)

TechinsightJapan / 2021年1月29日 4時0分

【海外発!Breaking News】こっそりと「助けがいる?」とメモを見せた店員 両親に虐待された11歳男児を救う(米)

親にばれないように「助けが必要?」と走り書きしたメモを、11歳の男児に見せたレストランの店員。機転を利かせ、ドラマさながらに男児を救った店員に称賛の声があがっている。『FOX 35 Orlando』などが伝えた。

米フロリダ州オーランドのサウス・カークマン・ロード沿いにあるレストラン「Mrs. Potato」に今月1日、4人家族が食事をしに訪れた。

この店でマネージャーを務めるフラビアニ・カルバーリオさん(Flaviane Carvalho)は、この家族のテーブルに食事を運んだ。そこにいた11歳の男児は眼鏡にマスク姿でパーカーを着ており、眉間には切り傷、目の横側には痣があり明らかに痩せ細っていたという。

虐待を疑ったフラビアニさんは母親と継父の後ろに立ち、こっそりと「大丈夫?」と走り書きしたメモを男児に見せた。

男児は黙ってうなずいたが、その子の分の食事は注文されていなかった。フラビアニさんが注文したものが足りないか聞くと、継父が「この子は家で食べるから大丈夫だよ」と答えたという。

18歳の娘を持つフラビアニさんは「何もせずに男の子を帰すわけにはいかない」と思い、今度は「助けが必要?」と書いたメモを見せると、男児は再びうなずいたのだ。



すぐにフラビアニさんはオーランド警察に通報した。男児は到着した警察で痣について尋ねられると「顔の痣はうっかりベッドから転げ落ちてしまったもので、腕の痣は継父とレスリングしてできたもの」と話したそうだ。

警察がこの男児を小児病院「Orlando Health Arnold Palmer Hospital for Children」へ連れて行ったところ、顔や腕の痣だけでなく、まぶたや耳たぶは痣でまだら模様となっていたことが分かった。また袖をまくり上げるだけで腕の痣を痛がり、体重は標準より20ポンド(約9キロ)も少なかった。

その後、男児は警察に「自宅で足首を縛られ、ドアに逆さ吊りにされていた。継父に木製のほうきや孫の手で叩かれ、拳で殴られた」と虐待されていたことを明かした。

オーランド警察のエリン・ローラーさん(Erin Lawler)は、調査の内容を次のように公表している。

「明らかに虐待で、拷問も同然です。両親は普段から男児に食事を与えておらず、過剰な運動を強要していました。30分間プランク(体幹を鍛えるポーズ)の状態を男児に課して、できなければお仕置きをするというものでした。また逆立ちができなかったので、男児の足首を縛り逆さ吊りにさせたというのです。」

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