【海外発!Breaking News】体重260キロだった24歳女性が182キロへ「1日にコーラ6リットル、5000キロカロリーの食事はやめた」(スコットランド)
TechinsightJapan / 2021年1月28日 21時50分
20代前半で体重が260キロにまで達してしまった女性が、英テレビのドキュメンタリー番組に出演してダイエットに挑戦した。女性は1年で約80キロの減量に成功しており、6年間も外出しなかった生活に変化が現れたという。『The Sun』などが伝えた。
スコットランド、ノース・ラナークシャーにある小さな町エイドリーに暮らすAJさん(24)は、幼い頃から肥満気味で14歳の時には体重が95キロもあった。学校では体型のことでいじめられ、3食以外にも一日にコカ・コーラ6リットル、小さなケーキを12個平らげるなど食に走り、むしゃくしゃする気持ちを紛らわした。こうしてAJさんの体重は、16歳で高校を卒業するまでに158キロを超えた。
AJさんは「高校を卒業してからは、体型のことが気になって外出を避けるようになり、働くこともありませんでした。そうしているうちにどんどん体重だけが増え、ついには一日19時間を自宅のリビングに敷いたマットの上で過ごすようになりました。もちろん友達などできるはずもなく、話す相手は一緒に暮らす母だけでした。孤独でしたが、外出しても冷たい視線に晒されるだけでますます人目を避けるようになりました」当時を振り返る。
そんな娘に推薦カロリーの2倍以上にあたる一日約5000キロカロリーの食事を与えていたのは、夫トーマスさん(54)と別居中で無職の母シャロンさん(44)で「娘は大きな赤ちゃんと一緒。しっかりと食べさせなくては」と娘の世話を生きがいとするようになった。
こうしてAJさんの体重は多い時で260キロに達し、ついにはトイレに行ったりシャワーを浴びるのも一人ではできなくなってしまった。また睡眠中に呼吸が止まってしまうのを心配したシャロンさんがすぐ隣で眠るようになり、プライバシーもなくなった。
AJさんは「空腹だと感じたことはありませんでした。母が目の前に食事を置いてくれるので、それを食べるだけの生活。退屈なので食べることが生きることでした。1年で体重が67キロ増えたこともありましたが、食生活を変えることはありませんでした」と6年以上も異常な生活が続いたことを明かした。
しかしAJさんはその後、医師に「5年後の命は保証できない」と断言され、藁をもつかむ思いでイギリスの国民保健サービス(NHS)に肥満外科手術の申請をしたが、「糖尿病を患っているわけでもなければ、すぐに命の危険があるわけでもない」と却下された。また4年前からは、男女のどちらにもはっきりと当てはまらない「ノンバイナリー」を名乗るようになり、乳房切除と子宮摘出術を希望したものの、医師からは「減量しなければ危険すぎて手術はできない」と冷たくあしらわれた。
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