【海外発!Breaking News】引き取り手が現れなかった病気の子犬 悲しいストーリーに里親希望が殺到(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年2月2日 4時0分
生まれつき障害を抱えた子犬に、幸運にも引き取り手が見つかった。しかし約束の当日になっても迎えに来ることはなく、子犬や施設のスタッフは悲しみに暮れた。障害を抱えているため、引き取り手を探すことは簡単ではない。そんな子犬の悲しいストーリーをSNSへ投稿すると、多くの「引き取りたい」という申し出が殺到した。『TODAY』などが伝えている。
米オハイオ州ウェスト・チェスターに、フレンチブルドッグやボストンテリアなどの犬を中心に保護活動を行う動物保護施設「Peaches Bully Rescue」がある。
5か月前、同施設にアメリカンブリーの子犬“ジャック(Jack)”が連れてこられた。すぐに手術が必要な状態だったというジャックは、生まれつき二分脊椎症を患っていた。これは脊椎に形成不全がある先天性疾患の1つで、症状は下肢の運動と知覚の麻痺や排泄障害など多岐にわたる。
ジャックの場合は排泄障害があるため、常にオムツをして過ごさなければならない。さらにジャックは内反尖足という障害も抱えていた。内反尖足は足が内側または外側に向いてしまう障害で、走ったり歩くことはできるが、長時間歩き続けることはできないという。
生まれつき多くの困難を抱えているジャックだったが同施設で引き取り手を探すと、幸運にも一組の家族が見つかった。引き渡しの当日、ジャックはお風呂に入り、ハーネスときれいなオムツをつけて新しい家族との対面を待った。しかし悲しいことに、いつまで経ってもその家族は現れなかった。
同施設の創設者ニコル・ブリッグスさん(Nicole Briggs、38)は「片道40分をかけて約束の場所へ行きずっと待ち続けていましたが、その家族は来なかったのです。電話やメッセージ、メールなど様々な手段で連絡を取ってみましたが、何日経っても音沙汰はなく、ジャックの面倒見ていたスタッフも涙を流していました」と明かしている。
実はこのような事態は今回に限ったことではなく、過去にも何回か起きていたという。現在生後9か月になるジャックの障害は治るものではなく、これを理解して引き取りを決意するのは簡単なことではないからだろう。
ニコルさんは「ジャックは引き取り手が現れなかったことを理解していませんが、恐らく私達スタッフが落ち込んでいることを感じ取っていたと思います。またジャックはこれまでに人との触れ合いが極端に少なかったので、新しい人がジャックに挨拶しようとすると怖がり、どこかへ隠れてしまうのです」と話す。
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