【海外発！Breaking News】獰猛なナイルワニ サメを頭から丸呑みに（南ア）

南アフリカのクワズール・ナタール州で、巨大なナイルワニがサメを襲う瞬間が捉えられ注目されている。ナイルワニは獰猛で目の前を横切るものは何でも食べると言われており、餌食となったのはまだ小さなオオメジロザメの赤ちゃんだった。『LADbible』などが伝えた。

オーストラリアのノース・クイーンズランドに住むリサーチ・サイエンティスト兼写真家のマーク・ジームビッキーさん（Mark Ziembicki、46）が今年1月、南アフリカで捉えたナイルワニとサメの写真が話題となっている。

カメラは水中にいるナイルワニがサメを口にくわえて離さない姿や、サメを頭から丸呑みにする様子を捉えており、マークさんは「衝撃的な写真が撮れたのには、2つの理由がある」と語り、こう続けた。

「南アフリカ内陸部や東海岸で、今年初めに雨が多く降ったこと、それにクワズール・ナタール州のセントルシア河口が修復を終えたことが影響しているんだと思う。ナイルワニが潜む河口付近に、オオメジロザメや他の多くの生き物が集まったんだ。」

「あの写真を捉える前の数時間は、私たちはワニとサメをずっと観察していたんだ。そして岸にいる他のワニの写真を撮っていると、周辺が急に騒がしくなってね。地元住民が『ワニがサメを食べてるぞ』と叫んだんだ。」



「それで振り向くと、ワニがサメをくわえていた。そしてそのまま約10分間もサメを弄んでいたね。そうやって次第に動かなくなったサメを、最後は頭から丸呑みにしたんだ。本当に驚いたね。」



ちなみに『National Geographic』によると、ナイルワニは平均体長が5メートル、平均体重は220キロ程度だが、大きい個体は体長6メートル、体重は700キロにもなるという。主食は魚だが、シマウマや小型のカバ、ヤマアラシ、鳥、ほかのワニなど近くにいるものは何でも襲い、1回の食事で自分の体重の半分に値する量を食べるそうだ。

画像は『LADbible　2021年3月26日付「Photographer Captures Moment Huge 1,500lb Crocodile Eats Shark」』『Dr Mark Ziembicki　2021年1月19日付Instagram「Croc vs shark…」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）